猫が夜に大暴れする4つの原因!落ち着かせる方法はある?

猫が夜に大暴れする4つの原因!落ち着かせる方法はある?

夜に行動が多くなる場合の猫には、どのような理由があるのでしょうか?ちょっと困ってしまう猫の行動の対処法まで考えてみましょう。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.トイレハイになっているニャ!

空を飛んでいる猫

昼や夜に関係なく暴れる代表的な行動に、「トイレハイ」があります。

ウンチの前後に、猫が直線ダッシュをしたり部屋の中を走り回ったりしている様子を見ることがありますよね?このトイレハイには、嬉しさから走る、臭いで敵に居場所がバレるために急いで逃げるなど様々な説があります。

ただし、猫の排泄に関して人間がコントロールすることはできません。音が響くと大変ですから、猫が走る床には防音効果のあるカーペットやマットを敷いて、思い切り走ってもらいましょう。

2.運動不足だニャー

ジャンプをしている猫

適度な運動を毎日していないと、猫が夜に大暴れしてしまう時があります。

人間と一緒に暮らすようになって、猫は夜に眠るような生活パターンを身につけました。猫は1日に16時間前後眠る動物です。しかし、明るい昼間に遊ぶことをせずに寝てばかりいると夜に目が覚めやすくなってしまいます。

夜に暴れている時は、ジャラシ系のオモチャを使用し落ち着くまで数分間遊んでください。そして、昼間に独りで遊べるキャットタワーを用意したり、決まった時間に遊ぶ習慣を作ってあげましょう。

3.狩りをしているニャ!

獲物を見つけ走る猫

食事の狩りを行うため、夜に大暴れしている可能性もあります。

野生時代の猫たちは、食べるためには狩りをしなければなりませんでした。特に、猫が狩りで狙う小動物は日没や明け方に動き始めます。人間が寝静まっている夜に活発に動く猫は、野性味の強いタイプとも言えます。

ご飯を食べる前に、狩り気分を味わえる遊びを猫に提供すると良いでしょう。もしくは、すんなりと食べることができないお皿を用意して、猫の気持ちを「得た」という達成感で満たしてあげると良いです。

4.身体がしんどいニャ…

上を見上げる猫

ストレスや身体の不調から大暴れしてしまう可能性もあります。

身体的な異常が見当たらない場合は、心にストレスを溜めて夜に暴れることがあります。その他、甲状腺など内分泌系の病気ではホルモン過多により夜昼問わず行動が落ち着かないこともあります。

そして、医療の発達や完全に室内で暮らすようになってから猫の高齢化も増加しているため、痴呆症が始まって大暴れしている可能性もあります。

まとめ

運動をしている猫とみている猫

猫が夜に大暴れする4つの原因!落ち着かせる方法はある?についてお伝えいたしました。

猫の大暴れの原因は様々なようです。なるべく猫の行動を制限しないように、人間側で防御できる対策はした方が良さそうですね!

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