猫が食べても大丈夫な夏野菜
今年も夏野菜が美味しい季節がやって来ますね!飼い主さんの食べ物に興味を持つ猫も多いですが、猫でも食べられるものはあるのでしょうか?
今回は、猫が食べても安全な夏野菜を5つ紹介いたします。
1.かぼちゃ
かぼちゃは栄養豊富で、風邪の予防や老化防止の効果があります。次のような注意点を守れば猫にも食べさせることができます。
- 柔らかくなるまで茹でる
- 皮と種を取り除く
- 味付けをしない
- 小さく刻んだものを少しだけ食べさせる
- 食事制限のある猫には食べさせない
猫にとって、かぼちゃは主食にはなりません。さらにウリ科の野菜のため、アレルギーを起こすリスクも考えられます。ほんの少しだけ食べさせるようにしてください。
2.トマト
ジュースやケチャップ、トマト缶のような加工品はNGですが、純粋なトマトは猫が食べても大丈夫です。ただし、いくつか注意点があります。
- 湯むきして細かくしたものを食べさせる
- 毒性が強い青いトマトはNG(人間も)
- ヘタや茎を食べさせない(毒性が強い)
- 腎機能心機能に問題のある猫はNG
- ミネラルの摂取量に制限がある猫はNG
トマトも猫の主食には向かないので、トッピング程度に留めておきましょう。
3.オクラ
ネバネバとした食感がクセになるオクラ。胃の粘膜を保護してくれるありがたい野菜です。これも、ポイントを押さえれば猫に食べさせることができます。
- 加熱する
- 細かくカットして食べさせる
- アレルギーに気をつける
生で食べさせることは可能ですが、茹でたほうが食感が良くなり、殺菌もできます。レンジで加熱すると便利です。他の食材と同様に、塩などで味をつけるのはNGです。
4.レタス
柔らかくて食べやすいレタスは猫草の代わりにもなります。猫草は無関心だけれど、レタスなら食べるという猫もいます。ちなみに、我が家の猫もレタスが大好きです。
他の野菜と比べてアレルギーのリスクが低く、ほとんどが水分なので取り入れやすいでしょう。
もちろん与え過ぎはよくありませんが、興味を持ってくれたら小さくちぎって食べさせてみてください。
5.きゅうり
夏野菜の代表ともいえるきゅうりも、次のような配慮をすれば食べても大丈夫です。
- 常温のものを食べさせる
- 皮を厚めにむく
- 小さく刻む
- 味付けをしない
- 腎機能心機能に問題のある猫はNG
- 食事制限のある猫はNG
きゅうりには体を冷やす作用があります。冷蔵庫で冷やしたきゅうりは猫の体には良くないので、常温のものが好ましいでしょう。バリバリと硬い食感なので、喉に詰まらないように気をつけてください。
食べて異変があれば病院へ
今回紹介した野菜の中で、アレルギーが起こりにくいのはレタスだけです。他はアレルギーが起こるリスクを持っています。
わずかな量から少しずつ増やし、必ず見守るようにしてください。下痢や嘔吐、体を痒がっているなどの症状が現れたら中止して、診察を受けるようにしてください。
尚、野菜をトッピングしたキャットフードは置き餌には使用しないでください。野菜の水分によって腐敗します。食中毒の原因にもなるので、 気をつけましょう。
まとめ
猫でも美味しく食べられる夏野菜を紹介いたしました。肉食動物である猫にとって野菜は主食とはいえませんが、好んでくれるのであれば、時々食べさせてあげましょう。
療法食を食べている場合や、持病がある場合は必ず獣医さんに相談してから食べさせるようにしてください。食べてみて異変があった場合も相談しましょう。
カロリーは高いですが柔らかいかぼちゃや、アレルギーのリスクが低いレタスはおすすめです。栄養豊富な野菜を食べて、愛猫と一緒に夏バテを防ぎたいですね!