大きな音がした
猫は、大きな音がするとパニックになる場合があります。元々警戒心が強く、ちょっとしたことにも驚く傾向があるため、物音がするとびっくりしてしまうのです。特別危険がなくても、ビクッと体を硬直させたり、構えたりするでしょう。
生活音を全くなくすというのは不可能ですが、なるべく静かな環境作りを行なってあげてください。ある程度の音には慣れてきますが、掃除機の音だけには慣れない猫は多いようです。
見知らぬ何かを目にした
猫は人見知りをよくしますが、物見知りもする場合が多いです。見知ぬものが近くに来ると、それだけでパニックになることもあります。新しい家具や猫グッズを導入したときは、驚かさないようにそっと、設置してあげると良いでしょう。
慣れるまでしばらくは、近寄らないかもしれません。それが猫のために買ったグッズなら、飼い主さんががっかりしてしまうこともあるでしょう。ですが、害がないと分かれば使ってくれる場合もあるので、長い目で見ておくとよいです。
予期せず体を拘束された
猫は、ヒモやビニール袋などで遊ぶのを好みます。夢中になって遊んでいるうち、気がつけば体が拘束されており、身動きが取れなくなることも。そうなると、もうパニックです。狭いところに入り込んで出ることができなくなることもあります。
どうすればよいのか分からず、このままでは敵が来ても逃げられにゃい!と恐怖で押しつぶされそうになってしまうのです。ヒモやビニール袋は食べてしまうと危険です。間違って食べないように注意してください。
落ち着くまで待つ
猫がパニックになっているときの対策として、「落ち着くまで待つ」が挙げられます。下手になだめようと近づいたり声をかけたりすると、更なるパニックを呼んでしまう場合があるからです。しばらくすれば気持ちが落ち着くため、それまでは何もせず、じっと待ってあげましょう。
刺激しないよう、飼い主さんが別の部屋に行くのもよいかもしれません。もし心配なら、物陰からそっと見守ってあげてください。
タオルなどを頭からかける
パニックになった猫は基本的にそっとしておく方がよいですが、もしどこかにぶつかって危険だと感じた場合は、バスタオルなどを頭からかけて全身を覆ってあげるとよいでしょう。
猫は視界が遮られると、落ち着く生き物です。しばらくは暴れているかもしれませんが、ふと、落ち着く瞬間がくるはずです。それまでは手を出さずに、見守ってあげましょう。
まとめ
「猫はパニックになりやすい生き物」と知っておくと、いざというときにも慌てなくて済むでしょう。そもそも、なだめるために捕まえようとしても捕まらない可能性が高いので、そっと見守るのが得策です。