猫にとって『中毒性がある食材』6選!食べてしまった時の症状や対処法とは?

猫にとって『中毒性がある食材』6選!食べてしまった時の症状や対処法とは?

普段私たちが食べている食材の中には、猫にとって有害なものがあります。今回は中毒性があるものから起こる症状と、対処法について詳しく紹介いたします。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫にとって中毒性のある食材

猫と食べ物

人間の体には良くても、猫の体には害を及ぼす食材がいくつかあります。それらを口にすると、猫にはどのような症状が出てしまうのでしょうか?

今回は代表的なものを6つ紹介いたします。

1.ねぎ・玉ねぎ

ねぎや玉ねぎは猫の赤血球にダメージを与え、貧血を引き起こします。大量に摂取すると、歯茎が白くなる・食欲低下・無気力・オレンジ色もしくは赤いの尿が出るなどの症状が表れます。

粉末のオニオンスープも大敵です。食べてしまったことに気づいたら、かかりつけの動物病院に連絡して指示を仰ぎましょう。

2.生肉(特に豚肉・鶏肉)

猫は肉食動物ですが、生の豚肉や鶏肉を食べるのは危険です。サルモネラ菌による中毒や、大腸菌による中毒を引き起こす可能性があります。そして厄介なことに、これらの菌は人間にも伝染します。「人畜共通感染症」と呼ばれるものです。

下痢や嘔吐、無気力などの症状が表れます。余程新鮮でない限り、牛肉も生のものは避けたほうが良いでしょう。

猫に肉類を食べさせる場合でも、必ず火を通してください。味付けもNGです。

3.生卵

生卵も食べさせてはいけません。皮膚や被毛のトラブルに繋がりかねない酵素を含んでいるからです。

ほんの少し食べさせたい場合は、肉と同様に必ず火を通してください。もちろん味付けはNGです。

4.生のパン

猫とパン

一見害がなさそうなものですが、下手をすると命を落とす恐れがあるほど危険な食材です。

生のパンは胃の中で膨張したり、アルコールを発生させる可能性があります。猫の肝臓はアルコールを分解することができません。嘔吐・下痢・方向感覚が狂う・震え・昏睡状態などの症状が表れます。パンくずを含め、猫が誤って食べないように気をつけましょう。

さらに塩分が多く含まれていますので、そういった点においても気を付けたほうがいい食材です。

飲むアルコールも含め、アルコール分を摂取してしまったら、急いで診察を受けましょう。

5.チョコレート

チョコレートは猫にとって有害な食べ物です。テオブロミンという物質が中毒を引き起こす原因になります。

チョコレートを食べてしまうと、嘔吐・下痢・筋肉の震え・発熱・不整脈などの症状が表れます。チョコレートの種類に関わらず危険なのですが、特にダークチョコレートはリスクが高くなるので気をつけましょう。誤って食べてしまった場合は動物病院に連絡し、指示を仰ぎましょう。

尚、カフェインにもテオブロミンに似た系統の成分が含まれています。コーヒーなどを誤飲した場合も、やはり動物病院に連絡してください。

6.牛乳

牛乳は命に関わるほど危険というわけではないものの、猫の体質には合いません。牛乳に含まれる乳糖という成分が、腹痛や下痢を引き起こしてしまうからです。人間でも、いわゆるゴロゴロ体質の人がいますよね。それと同じ原理です。

猫に牛乳を飲ませたい場合は、必ず猫用に作られた牛乳を飲ませましょう。

誤飲・誤食を防ぐには?

盗み食いを企む猫

猫は好奇心旺盛な動物なので、予期せぬ誤飲・誤食が起こりやすいでしょう。危険な食材から守るためにも、次のようなことに気をつけてください。

  • キッチンに入れない
  • 食材は冷蔵庫や戸棚に入れて保管する
  • エプロンの着用や手洗いを徹底する
  • むやみに人のものを食べさせない

食材によっては猫でも食べられるものがあります。(極小量に限る)しかし、猫自身で安全性を判断することは不可能です。

愛猫が何にでも興味を持ってしまう性格の場合は、むやみに人の食べさせないほうが無難です。

まとめ

生の鶏肉を見上げる猫

猫は興味を示したものの匂いを確かめたり、舐めたりする習性があります。また、野性味が強い猫は何でも食べようとします。

今回紹介したように、人間の食材の中には中毒を引き起こすものがあるので気をつけましょう。万が一食べてしまったら、落ち着いて動物病院に連絡してください。

来院の指示があれば診察を受け、経過観察が必要なケースでは様子を見守るようにしましょう。

尚、ご家庭で無理やり吐き出させる行為は大変危険です。それだけは控えてください。

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