猫は『小麦粉を使った食品』を食べても大丈夫?種類別の注意点5つ

猫は『小麦粉を使った食品』を食べても大丈夫?種類別の注意点5つ

人には身近な食べ物である「小麦粉」。猫は食べても大丈夫なのでしょうか?種類別に分けてお伝えいたします。小麦粉を使った食品には、猫が食べても大丈夫なものといけないものがあるようです。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.キャットフード

キャットフード

「キャットフード」には、小麦粉が含まれている商品があります。猫は完全肉食動物なので、よくないのでは…?という意見があります。ですが、キャットフードに含まれる小麦粉は、猫が消化吸収しやすいように加工されているため、食べても問題がないようです。

なぜ完全肉食の猫のご飯に、わざわざ小麦粉を入れるかというと、炭水化物が分解されたことでできる「糖」を利用するという目的があります。それがあった方が、栄養のバランスが整うのです。

ただ、愛猫に小麦アレルギーがある場合は、与えてはいけません。

2.パン

パン

「パン」といえば、小麦粉を使った食べ物の代表格ではないかと考えられます。人用のパンは、猫には与えない方がよいでしょう。

塩分や糖分、脂肪分などが多すぎるからです。また、猫が食べてはいけない玉ねぎやチョコレートなどが入っている場合もあります。

猫用のパンは与えても大丈夫ですが、小麦アレルギーには注意が必要です。初めて与えるときにはごく少量からにし、様子を見ながら与えていきましょう。

3.うどん

うどん

「うどん」にも小麦粉が使われています。少量ならば与えても大丈夫だといわれているので、もし愛猫が食べたそうにしていたら、少しだけお裾分けしてあげると喜ぶかもしれません。

ただ、人用に味付けしたうどんは与えるのは避けましょう。また、ネギなどの薬味が入っているうどんは、絶対に与えてはいけません。

4.中華麺

中華麺

「中華麺」にも小麦粉が使われおり、飼い主さんが食べるラーメンの匂いに愛猫が吸い寄せられてくる、という場合もあります。茹でた麺だけなら少量は大丈夫ですが、スープやトッピングなどは与えない方がよいでしょう。塩分が高すぎるためです。

そもそも中華麺は猫に与えなくてもよい食べ物なので、積極的に与える必要はありません。基本的には飼い主さんの食べ物は与えない、というスタンスでいた方が無難です。

5.お菓子

クッキー

クッキーやケーキなどの「お菓子」にも、小麦粉が含まれます。これらは猫に与えない方がよいでしょう。糖分や脂質が多いため、肥満の原因となる可能性があります。また、猫が食べてはいけない、チョコレートが入っていることも。

猫用のクッキーやケーキであれば、食べさせても問題ありません。手作りをする飼い主さんもいるようです。どうしてもお菓子を食べたい!という猫の場合は、猫用を与えるようにしてあげるとよいでしょう。

まとめ

小麦粉

小麦粉アレルギーがなければ、猫が小麦粉を食べても問題ないですが、食べてはいけない材料が混ざっている場合は与えてはいけません。愛猫が危険な食べ物を口にしないよう、十分気をつける必要があります。

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