猫に買っちゃダメな『首輪』4つ!こんな首輪は絶対NG!

猫に買っちゃダメな『首輪』4つ!こんな首輪は絶対NG!

猫の首輪、どんなものを選んでいますか?かわいい首輪がたくさんあって、迷ってしまうかもしれません。しかし、デザインだけで選ぶのはちょっと待って下さいね。中には、おすすめできない首輪もあるからです。では猫にとって、どんな首輪がダメなのでしょうか?

SupervisorImage

記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

1.簡単に外れない

赤い首輪でこちらを向く猫

現在販売されている猫首輪のほとんどは、「セーフティ首輪」と呼ばれるものです。力が加わった際に、自然に外れるようになっています。

首輪が簡単に外れてしまったら、すぐに紛失してしまいそうですが、猫の場合は、外れにくい首輪は猫を危険にさらすことになってしまうのです。

なぜなら、猫の行動範囲は広く、高い所、狭い所、様々な場所に行きます。飛び降りたり、ジャンプしたり、動きもダイナミックです。そのため、首輪が何かに引っかかって、身動きが取れなくなったり、宙吊りになって首が締まってしまう危険性があるのです。猫の首輪は、簡単に外れるものの方が安心です。

2.飾りが多い

赤い蝶ネクタイをつけた猫

デザイン重視で装飾の多い首輪はかわいいですね。でも、装飾が多ければ重くなり、猫の首に負担がかかります。大きな首輪が邪魔でグルーミングしにくく、ストレスを感じることもあるでしょう。

また、装飾の小さなリボンやチャーム、ボタンなどを自分でかじり取って、誤飲してしまう危険性もあります。

鈴は、猫の居場所がわかるので飼い主には便利ですが、動くたびに首で鈴が音をたてるのは猫にとってはストレスになることも。鈴を嫌がる場合は外してあげましょう。

3.素材が合わない

鏡を見る猫

素材によっては、首輪をすることで毛が抜けてしまったり、皮膚炎を起こし、痛みや痒みが出ることがあります。革やナイロンにはアレルギーを起こす猫もいるので気をつけましょう。

首輪の素材は、猫の肌に優しい綿がおすすめです。特に子猫や高齢猫には、軽くてやわらかい布製の首輪を選びましょう。ただ、布製の首輪でも、首輪についている金属にアレルギーを起こすこともあるので気をつけて下さいね。

4.サイズが合っていない

大きな首輪を首にぶら下げた子猫

猫の首輪は素材だけでなく、サイズが合っているかどうかも重要です。きつい首輪も、皮膚炎の原因になることがあります。反対に、大きすぎても、すぐに抜け落ちてしまいます。

首輪のサイズは、指が2本入る程度がいいでしょう。子猫の場合、成長に合わせて首輪がきつくならないよう、調節してあげて下さい。

まとめ

子猫と大きすぎる首輪

室内飼いの猫に首輪は絶対に必要なものではありませんが、万が一外へ出てしまった時や、災害時のことを考えたら、首輪をつけるメリットはあります。

首輪に迷子札がついていれば、見つかる可能性も高くなりますし、首輪がついていることで、飼い猫であることがわかるからです。

首輪をつけるなら、猫の負担にならない安全なものを選びましょう。また、首輪はつけっぱなしにするのではなく、時々外して首周りをブラッシングしてあげて下さい。首輪自体も定期的に水洗いしてきれいにしましょう。

スポンサーリンク