猫は『キャベツ』を食べてOK?与え方や注意点

猫は『キャベツ』を食べてOK?与え方や注意点

猫に与えるものとしてはあまりイメージのないキャベツかもしれませんが、与えてもOKなのでしょうか?もし与えるならどのように与えるのがよいのか、与え方と注意点をお伝えいたします。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫はキャベツを食べられる!

キャベツをみる猫

猫はキャベツを食べても大丈夫なようです。キャベツ特有の「キャベジン」というビタミンUが含まれています。ビタミンUは胃酸の分泌抑制や、胃粘膜の代謝促進、胃潰瘍の回復促進などの効果があるといわれています。猫に食べさせてあげてもよいと思われます。胃腸のトラブルを解消してくれるかもしれません。

他にもビタミンCやKが豊富なようですので、疲労回復にも役立ってくれると考えられます。便秘解消やがん予防などにも有効だといわれているようです。

たくさん食べると下痢になるかもしれませんので、あげすぎに注意してください。

猫に与える適量は?

薄目を開ける猫

猫に与えるキャベツの適量は、1日におよそ4分の1枚と考えられます。体重4kgの猫が摂取してもよいカロリーから計算すると本当は葉3、4枚でもOKのようですが、それではかなりの量なのです。そのため、全量を与えてしまうと満腹になってしまい、肝心のご飯が食べられなくなってしまうかもしれません。

お伝えしたように、キャベツの葉4分の1枚程度が、猫には適量だと考えられます。

どうやって与えるのがベスト?

口を開ける猫

キャベツを猫に与える際は、葉を細かくカットするのがベストのようです。生でも加熱しても大丈夫だとか。ゆでるのもOKですが、栄養素がお湯に溶けてしまうため、茹で汁も一緒に与えると尚よいようです。電子レンジで火を通すと栄養素が逃げにくいのでお試しください。

キャベツの芯は固いため、生ではなく柔らかくゆでるなどしてからの方が適していると思われます。その際も葉と同じく、細かくカットするとよいようです。

キャベツなどのアブラナ科の植物を食べすぎると、甲状腺のトラブルが起きる可能性があるそう。それが心配なら、海藻類を合わせて与えると、予防になるとのことです。

アレルギーに注意!

カゴの横に座る猫

キャベツにアレルギーがある猫は稀だと考えられますが、可能性はゼロではないかもしれません。そのため、初めてキャベツを与える際はごく少量から始めるとよいようです。もしそれでかゆみや嘔吐、下痢などがなければ、徐々に量を増やして様子を見ていくことをおすすめいたします。

ただアレルギーはそれまで大丈夫でも突然出てしまう場合もあるようです。今までなんともなかったからといって安心せず、常に愛猫の様子は見守るとよいと思われます。

味付けなどはなしで

抱っこされた猫

キャベツに限った話ではありませんが、人と同じように塩こしょう、醤油などで味付けをすると、猫には害となってしまうようです。塩分量が高すぎてしまうことが考えられます。味付けはなしで与えるとよいようです。

まとめ

さりりちゃん

猫にとってキャベツは、注意点を押さえておけばよい食材となり得るようです。毎日は与えなくても大丈夫かもしれませんが、時々ご飯のアクセントとして与えると、喜んでくれると思われます。

意外にも猫は植物性の食べ物を好むことがあるため、様子を見ながら与えてみてもよいかもしれません。

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