猫が『誤飲・誤食』した時の症状3つ!飼い主が確認すべきことや病院での治療法とは?

猫が『誤飲・誤食』した時の症状3つ!飼い主が確認すべきことや病院での治療法とは?

さっきまで楽しそうに遊んでいたのに何だか様子がおかしい…。もしかして、何か飲み込んだ?!実際、食欲も好奇心も旺盛な若い猫は誤飲・誤食事故が多いのです。そんな時は、慌てずに、食べた可能性のあるものや今どんな症状が出ているかなどを確認し、対処しましょう。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

1.何度も吐く

目を閉じて舌を出す猫

興味を持って何かを口にいれたり、興奮し過ぎて思いがけずくわえていたものを飲み込んでしまったりと、飼い主が思いもしなかったものを誤飲・誤食してしまうことがあります。

異物を飲み込んでしまうと、喉や食道で引っかかってしまったり、胃や腸管に詰まってしまったりします。そうすると、症状が出るまでの期間は様々ですが、食欲がなくなったり、何度も嘔吐や下痢をしたりするようになることもあります。また、食べてしまったものが猫によって有毒なものである場合には、中毒症状が現れます。

猫の場合、えづきや吐く仕草、咳の区別がつきにくいことがあります。吐こうとしていたり咳をしている様子があって動物病院を受診する際には、その様子を動画に取り獣医師に見てもらうと良いでしょう。

2.じっとしている

横たわる猫

異物が消化管のどこかに詰まっていたり、異物があるせいで消化管うっ滞を起こしていると、元気がなく、じっとしていたり、ぐったりしてしまう場合があります。異物によって、腸壁に穴が開いてしまう腸穿孔を起こすこともあります。

何か鋭いものを飲み込んだり、異物(特に紐状の物)を飲み込んでから時間が経ち腸にひどい炎症が起きたりした時などに腸穿孔が起きることがあります。腸穿孔が起こると、緊急手術が必要となり、また手術をしても手遅れになることもあります。

魚や鶏肉の骨、楊枝など、まさかこんなものは食べないだろうと思うものを食べてしまうこともあるので、人間の食事が置かれている時だけではなくゴミの処理にも十分注意しましょう。

3.呼吸が苦しそう

横になって口を開ける猫

大きな物を飲み込んでしまって、それが喉や食道に引っかかって気道を圧迫し呼吸困難を起こすこともあります。

また呼吸が苦しそうな場合、何かの中毒症状であることも考えられます。

猫の誤飲・誤食が疑われる時は?

猫とヘアゴム

猫が誤飲・誤食したかどうかはっきりしなくても、誤飲・誤食の可能性がある、嘔吐を繰り返して様子がおかしい、いつもと違う様子が続いている、などの場合は動物病院に連絡して下さい。

その際、飲み込んだ可能性のあるもの、時間帯、いつから症状があるか、などを伝えます。

誤飲・誤食したことが明確な場合は、症状のあるなしに関わらずすぐに動物病院に電話をし、指示を仰ぎましょう。

口から異物が見えている場合も、自己判断で引っ張ったり吐き出させたりせず、必ず獣医師に相談して下さい。

受診の際は、誤飲・誤食してからどのくらい時間がたったか、何をどのくらい誤飲・誤食したかも分かる範囲で伝えましょう。

病院では、触診、超音波診断、レントゲンなどで異物を飲み込んでしまった誤飲しているかどうかを確認します。しかし、飲み込んでしまった物やタイミングによっては、誤飲・誤食をしていてもその証拠が検査では見つからない場合もあります。

異物が胃の中にあり吐いて出させることができる場合は、嘔吐を促す点滴や注射で吐き出させます。

食道や胃の中で異物が引っかかっている場合は内視鏡手術や開腹手術を行います。

異物が腸で詰まってしまった場合、胃や腸のダメージが激しいことが疑われる場合などは開腹手術が必要となります。

まとめ

ビーズと子猫

猫の誤飲・誤食は、飼い主が気をつけてあげる必要があります。

飼い主さんのアクセサリーやヘアゴムなども猫はおもちゃにしてしまい、遊んでいるうちに飲み込んでしまうことがあります。

小さなものはうっかり落としたり置きっぱなしにしないようにしましょう。

猫用のおもちゃも、小さなパーツがついていると危険です。

ほつれていないか時々チェックし、遊んだ後は片づけるように、部分的にでも壊れたおもちゃはもう使わないようにしましょう。

紐や輪ゴム、ビニールなども猫が誤飲・誤食しやすいので注意が必要です。

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