猫に首輪をつける利点
飼い猫だとわかる
もし猫が脱走してしまっても、首輪をつけていることで「飼い猫」であることを見た目で判断することができます。
首輪をつけていないと野良猫や地域猫だと思われたりて、探す際の手がかりが減ってしまったりしまいます。
首輪が途中で外れてしまう場合もありますが、首輪をつけていることや首輪の色などの情報が発見の手がかりになることがあります。
鈴付きなら居場所がわかりやすい
猫は足音を立てずに静かに歩くことができます。わずかな明かりがあれば暗い場所も平気です。
ですので、家の中で猫がどこにいるのかわからない、飼い主さんが気が付かずに部屋などに猫を閉じ込めてしまうということもあります。
鈴のついた首輪なら、猫がどこにいるのかわかりやすくなります。
可愛い
猫にとってのメリットではありませんが、首輪をつけてあげることで猫がより可愛くなります。
愛猫には何色が似合うのかなど、選んであげるのも楽しみですよね。
首輪はずっとつけていると汚れてしまいます。
何本かローテーションをすることで、いつでもきれいな首輪をつけて可愛くしてあげられます。
猫に首輪をつける欠点
事故になる危険
首輪が突起物などに引っかかる、猫が首輪を取ろうとして口にはまってしまうなど、思わぬ事故につながる場合があります。
猫は狭い場所でもすり抜けることができますが、首輪があることで引っかかってしまうこともあるのです。
また、首輪に慣れない猫は前足で首輪を外そうとします。
すると、さるぐつわのようになって猫がパニックになり、けがをしたり事故が起きてしまうこともあるのです。
皮膚へのダメージ
首輪の素材や通気性の問題、汚れ、首輪がきついことなどで猫の首に皮膚にダメージを与えてしまう場合があります。傷ができたり炎症を起こしたりすることがあります。
首輪の素材によっては猫がアレルギーを起こすケースもあります。首輪そのものではなく首輪についている金属にアレルギーを起こす場合もあります。
猫のストレスになる
鈴がついた首輪の場合、最初は気にしていても自然と音に慣れることが多いですが、猫によっては鈴の音にストレスを感じてしまう場合があるかもしれません。
鈴の音は小さく猫にとって気になるほどの音ではないという情報もありますが、鈴つきの首輪をしている猫で何かストレスがかかっている様子が感じられる場合、鈴がストレスとなっている可能性も考えてみましょう。
猫の首輪を選ぶポイント
1.安全機能のついた首輪を選ぶ
猫の首輪には留め具に安全機能がついたものがあります。これはどこかに引っかかったり引っ張られたりして力が加わると留め具が外れるというものです。
このようなタイプの首輪なら、首輪をつけていたせいで猫がどこかに引っかかって動けなくなってしまう事故は防げるでしょう。
ただ、猫の体格によっては口に引っかかった程度の力では外れない可能性もあります。「絶対に安全」というわけではないので、使用にあたってはやはり適したサイズや正しく装着することが重要です。
2.サイズを確認
猫の首のサイズを確認して購入しましょう。
首輪をつけるときも、きつすぎない、ゆるすぎないようにサイズを調節します。
短毛の猫の場合には飼い主さんの指が1~2本、長毛の猫の場合には飼い主さんの指が2~3本入ればきつすぎないでしょう。ただし、猫の頭が抜けず猫の前足が入らない程度のきつさは必要です。
3.素材など猫がストレスを感じない首輪を選ぶ
鈴の音を嫌がる、首をかゆがるなど、猫が不快に感じてしまうことがないような首輪を選びましょう。
実際につけてみないとわからない場合もありますので、愛猫の様子をみて判断しましょう。
まとめ
猫に首輪をつけることで、迷子になっても飼い猫であることがわかりやすくなる一方、首輪が引っかかって事故になる可能性があるなど、猫の首輪には利点も欠点もあります。
安全に使える首輪を選ぶことも含めて、愛猫に首輪が必要か、どんな首輪が適しているのか、今一度考えてみましょう。