猫にとって『肉球』が大切な理由は?4つの驚くべき役割

猫にとって『肉球』が大切な理由は?4つの驚くべき役割

触り心地がたまらない肉球。そもそも猫は、なぜ肉球を持っているのでしょうか。今回は、猫の生活に「肉球」が欠かせない理由について、詳しく解説いたします。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

肉球にはどんな役割があるの?

肉球

ぷにぷにとした感触がたまらない猫の肉球!

でも、肉球を持たない私達人間には、その重要性がイマイチ分かりません。

そこで今回は、猫の肉球の驚くべき4つの役割について紹介いたします。

1.足音を消す

後ろを振り返ったらいつの間にか愛猫が忍び寄っていて、ビックリしたという経験はありませんか?

実はこれ、肉球の効果なのです。

肉球には音を消す働きがあるため、足音を立てずに相手に接近することができます。

音や気配を消すのはハンターの基本。

猫は、肉球を上手に使うことで狩りの成功率を上げているのです。

2.滑り止め

肉球は猫の体の中で、唯一汗をかける部位です。

適度に湿っているおかげで、滑り止めの役目を果たすのです。

あの優れた跳躍も、見事な着地も、滑り止めがなければ成立しないでしょう。

この点も、狩りをして生きる動物としての強みになります。

3.獲物を掴む

猫の前足は関節が柔らかいので、人間のようにグーやパーの動作ができます。

加えて、滑りにくい肉球があるので、獲物を器用に掴むこともできてしまいます。

そう、肉球には手のひらのような役割もあるのです。

4.センサー

生きるために欠かせない五感。その中の触覚は、肉球とヒゲが担っています。

センサーとして活躍する肉球は、触れているものの感触を確かめることができます。

ちなみに前足の後ろ(手首の辺り)にはヒゲが生えています。

肉球との相乗効果もあり、障害物に触れることなくスムーズに歩くことができるのです。

猫に靴を履かせると歩き方がぎこちなくなってしまうのは、センサーが遮断されてしまうからなのです。

家の暮らしで気をつけたい肉球トラブル

手を挙げる猫

肉球の存在は、猫の生活を大きく支えているものだと分かりましたね。

これだけ大切な部位ならば、触られるのを拒否する気持ちが少し理解できるような気がします。

さて、重要な役割を持つ肉球ですが、室内での生活ではいくつか気をつけてほしいことがあります。

乾燥によるひび割れ

水分量が多い肉球も、冬になると乾燥してしまいます。

カサカサするだけでに留まらず、ひび割れを起こしてしまうことさえあるのです。特に高齢の猫や外出する猫は要注意。

家猫はフローリングをダッシュして遊ぶため、肉球が乾燥したままでは怪我をする恐れがあります。

猫用の肉球クリームで保湿してあげましょう。

ちなみに、人間用のハンドクリームは使用しないでください。特にアロマ成分やキシリトールには要注意です。

長毛種は足裏の毛に要注意

長毛種の猫は寒い地域出身の場合が多く、肉球を保護するために足裏にも被毛が密集しています。

野生で生き延びるには必要不可欠なのですが、フローリングでは滑りやすくなるというデメリットがあります。

思わぬ転倒や骨折を招く危険性がありますし、何より日常的に足に負荷がかかってしまいます。

生活拠点がフローリングであれば、足裏の毛を定期的にカットするようにしてください。

まとめ

寛ぐ猫

見た目も感触も愛らしい肉球ですが、ただ可愛いだけではなかったのですね。肉球は猫の生活を支える重要なパーツでした。

室内でもジャンプしたり、全力でダッシュしたり、飼い主さんを驚かせたりと大活躍な存在です。

ただ、フローリングではいくつか注意が必要でした。愛猫が猫らしく、楽しく生活できるようにいたわってあげましょう。

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