1.自動車周辺での問題

自動車周辺は猫が興味を持つポイントが多いため、事故が起こりやすい場所です。
自動車には狭い隙間が多く、使用後に暖まっているなど、物理的に猫の好みと合っている点が多くあります。
エンジンルームに入っていることや車の下に猫がいることに気がつかず、残念ながら不幸な事故を招いてしまう事が少なくありません。
お住まいの地域に猫が多い場合は、エンジンを始動させる前にボンネットをドンドンと叩いたり、ドアをバタンバタンと開閉するなどして必ず大きな音を出してください。
猫がいる場合は、びっくりして飛び出してくるでしょう。
2.家からの脱走

脱走事故は、ちょっとしたタイミングで起こる危険性があります。
外で暮らした経験があると、テリトリーを持っているため猫自身が家の外へ出たいと思う可能性が高くなります。
完全室内で暮らしていても、災害時や緊急事態に興奮したり恐怖を感じたりしてしまうと飛び出す危険性があります。
住んでいる場所が高層階ならば、ベランダや玄関から飛び出して落下をしてしまうかもしれません。
窓全体をネットで覆ったり、玄関には脱出防止ドアを取り付けましょう。
3.湯船のため湯へ落下

災害時に備えた湯船へのため湯は、猫が落下して溺れてしまう事故へ繋がる危険性があります。
いつ起こるかもしれない災害に備えて湯船に水を蓄えている人は多いでしょう。
しかしそれに気がつかない猫が落下して、溺れる危険性も秘めています。
湯船の蓋を閉めておく、もしくは浴室のドアを施錠して、猫が出入りできないようにする必要があるでしょう。
4.危険物の誤飲や誤食

台所へ入って危険な食べ物を口にして中毒を起こしたり、落ちている物を喉に詰まらせたりする危険性は日常のいたる所に転がっています。
猫は物に触れた後、口の中に入れて安全性を確かめる習性があります。
ネギ類やチョコレート、人間用の薬など少しでも摂取すると命の危険に関わる物が多くあります。
紐状やアクセサリーなどの金属類、飴の個包装の袋なども誤飲する危険性があります。
極力、物を片付けて出さないようにする事が大切です。ゴミ箱も蓋をする必要があるでしょう。
5.関節を痛める

滑りやすいフローリングのままだと、いつのまにか関節を痛めてしまいます。
猫は直線距離をダッシュしたり、人間にちょっかいを出しながら走ったりします。
長い間、滑りやすい所を走っていれば関節が悪くなってしまいます。
長い間暮らす家は、猫が住みやすいよう様々に工夫をしていく必要があるでしょう。
フローリングには滑り止めを施すか、カーペットを敷いたりして、猫が滑らないようにしてあげましょう。
まとめ

猫に起こりやすい『日常の事故』5つと予防策についてお伝えいたしました。
本来は厳しい自然の中で、自分の身を自分自身で守ってきた猫たちです。
しかし、人間と暮らすようになってから野性味は減少傾向にあるようです。
危険を避けるためにも、人間が猫の目線で考える必要があるでしょう。