『かぎしっぽ猫』ってどんな猫?かぎしっぽになる3つの理由

『かぎしっぽ猫』ってどんな猫?かぎしっぽになる3つの理由

「かぎしっぽ」と呼ばれる猫には、どのような特徴があるのでしょうか。なぜかぎしっぽになるのでしょうか。今回は、かぎしっぽの猫について詳しく紹介いたします。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

「かぎしっぽ」とは?

かぎしっぽ

「かぎしっぽ」という言葉をご存知でしょうか。

猫のしっぽの特徴を表す言葉です。しっぽが途中で曲がっている様子が鍵に見えることからそう呼ばれています。

尾が曲がっている猫以外にも、短くてクルっと丸まった猫がかぎしっぽの猫に含まれます。

なぜかぎしっぽになるの?

かぎしっぽの子猫

猫のしっぽは皆個性的で愛らしいですが、かぎしっぽになる理由は何なのでしょうか?

主な要因を3つ紹介いたします。

1.尾椎の変形・減少・癒合

猫のしっぽは個体差はありますが、概ね18~20個の尾椎で形成されています。

人間の首や背骨をイメージするとわかりやすいでしょう。

この尾椎が変形すると鍵状になることがあります。

さらに尾椎の1部が減少していたり、癒合といって途中でくっついてしまうと、短く丸まったしっぽになります。

このお団子のようなしっぽを「ボブテイル」といいます。

ジャパニーズ・ボブテイルやアメリカン・ボブテイルなどの猫種がボブテイルに属しています。

2.特殊な遺伝子による先天的なもの

生まれつきかぎしっぽの猫には、ある特殊な遺伝子があります。

尾がないマンクスが持つ「T-Box」という遺伝子と、ジャパニーズ・ボブテイルが持つ「HES7」という遺伝子です。

これらが変異するとかぎしっぽとして誕生します。

また、変異が見られないかぎしっぽの猫が存在することから、第3の遺伝子があると考えられています。

3.事故や怪我による後天的なもの

交通事故や室内での怪我(ドアに挟まる)など、外からの刺激でかぎしっぽになることもあります。

また、幼い頃に母猫が誤って踏んでしまっても尾椎が変形することがあります。

生活に支障はないの?

しっぽを見つめる猫

しっぽが曲がっていることで、生活に支障はないのでしょうか。

それは大丈夫です。たとえ後天的にかぎしっぽになったケースでも、問題なく生活することができます。

ただし、骨が柔らかい子猫よりも成猫のほうが神経を痛めやすいという特徴があります。

しっぽを引っ張ったり、無理な方向に曲げたりしないように気をつけましょう。(もちろん子猫も同じです)

普段の生活の中でも、扉に挟んだり踏まないように注意してください。

まとめ

かぎしっぽの子猫

今回は、猫のかぎしっぽについて解説させていただきました。

生まれつき曲がっている子もいれば、後天的に曲がってしまった子もいるようです。

どちらの場合でも、痛みで辛いということはないので安心してください。

日本や中国では、錠前のような形状から「財産を守ってくれる猫」として、ヨーロッパでは「幸運を引っ掛けてくれる猫」として縁起が良いと大切にされています。

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