1.初七日の数え方

初七日は、猫が亡くなった日を含めて数えます。亡くなった日を1日目とし、そこから数えて7日目が初七日となります。
人間の場合は三途の川に故人が到着する日とされていますが、猫に当てはめると虹の橋に着く日かもしれません。本来なら初七日に法要をすることになっていますが、現在では葬儀の日に行うことが主流となっています。これは遠方などから親戚が再度集まるのが大変だからです。
猫の場合は同居家族だけで葬儀等を行うことが多いでしょうから、必ずしも人のやり方に習う必要はなく、初七日を本来の日に行ってもよいでしょう。
2.お墓に埋葬する

気持ちに一区切りつけるため、初七日に埋葬を行ってもよいでしょう。もちろん必ずそうしなければいけないという決まりはないため、飼い主さんの心と相談した上で行ってください。
もしもっと猫と一緒にいたければ、初七日をすぎても埋葬しない選択もあります。四十九日や一周忌などに行ってもよいのです。飼い主さんの心に負担にならない方法で行うとよいでしょう。
3.供養する

初七日にお経を読んでもらい、供養しても。すでにお墓に埋葬していたら、お墓参りをするのもよいでしょう。愛猫が好きだったおやつなどをお供えすると喜んでくれるのでは?
ペット霊園に納骨していると、法要をしてくれるところもあるようです。愛猫が無事に虹の橋を渡れるよう、祈りをささげましょう。
4.自宅で供養する

ずっと愛猫のお骨を手元におき、自宅で供養する方法もあります。いつまでもそばにいれる気がして、飼い主さんも安心でしょう。
一部だけを残して供養するという方法も。その他は霊園などに埋葬するのです。残したお骨は容器で保存する、ペンダントに入れて身につけるなどで愛猫をいつもそばに感じることができます。
ただ、手元での供養には気持ちの整理がつきにくいというデメリットがあります。愛猫が亡くなったことを受け入れられず、ペットロスが続いてしまうかもしれません。また災害が起きたときにお骨を紛失してしまう可能性もあります。
5.散骨

愛猫のお骨を散骨する方法もあります。ペット専門の火葬業者や霊園などに頼み、骨を細かくしてもらいましょう。
猫の散骨には人のように手続きはいりません。そのため、好きなときに飼い主さんが行えます。
ただ、周囲への迷惑とならないよう注意が必要です。もし庭に撒くのなら、お隣の敷地へ入らないように配慮しなければなりません。
迷惑にならないようにさえ気をつければ愛猫を自然に還すような気持ちで見送れるため、すがすがしい方法となるでしょう。
まとめ

大好きな愛猫が亡くなるのはとても悲しいことですが、どう見送るかでその後の飼い主さんの気持ちが異なってくるでしょう。手元に置いてずっとそばにいるのもよいですし、離れた場所から見守るのも心の整理がつけやすいです。飼い主さんが一番心地よい方法を、選ぶようにされてください。