人と暮らす猫は家族に順位をつける!!
人間家族に囲まれて育った猫は、小さな群れのメンバーに属しています。実はその中で、密かに順位付けをしているのだとか。ではその基準とは一体何なのでしょう?
猫が「重要人物」として選ぶ人には、次のような特徴があります。
1.要望を聞いてくれる
自分の望みを聞いてくれる人、いわゆる「猫ファーストな人」が最も重要な人物になります。
猫はわがままなので、自分のタイミングに合わせてくれることに喜びを感じます。
その結果、猫ファーストな人には密着するようになり、半ばストーカーのような行動を取るようになります。
2.食事の準備・トイレ掃除をしてくれる
生きるために重要な食事、何かとこだわりのあるトイレのお世話をしてくれる人は、2番目に大切な人物になります。
しかしなぜ1番ではないのでしょうか?
それは、必ずしも自分が求めているタイミングで要求を叶えてくれるとは限らないからです。
よって、常にマークすることはありませんが、ご飯時やトイレを使った後にじーっと見つめることはあるでしょう。
3.一緒に過ごす時間が長い
一緒にいる時間が長い人は、行動パターンが読みやすいので、警戒心が薄らぎます。やはり1番にはなれませんが、安心感でいえばトップクラスになるでしょう。
愛猫が嫌がることをせず、生活リズムを崩すような行動さえ取らなければ、他の家族には見せない寝相などを披露してくれる可能性が高くなります。
逆に嫌がることをしてしまうと、ランク外に落とされることがあります。
理不尽な理由で避けられる人も…
猫のわがままが詰まった可愛らしい順位付けですが、理不尽な理由から避けられてしまう人がいます。それは、「爪切りやブラッシングをしてくれる人」です。
猫は拘束されることが苦手なので、これらのお世話に力を入れる人は「嫌なことをする人」になってしまいます。
ちなみに、動物病院に連れて行ってくれる人も同様です。猫の健康を考えてのことなのですが…切ないですよね。
悲しい現実ですが、健康維持のために大活躍している人物なので誇りに思ってください。
たとえ避けられていたとしても、愛猫が嫌なことを頑張ってくれたときは思い切り褒めてあげましょう!
例えば、爪切りの後におやつをあげると「少し嫌なところもあるけれど、美味しいものをくれる人」として受け入れてくれるようになるでしょう。
上位だからといって従うわけではない
犬はトップとして認めた人の指示に従います。ところが、猫は少し違うようです。
たとえ最上位に選んだ人物であっても、「リーダー」という認識はありません。
あくまでも「要望を聞きいれてくれる大切な人」に過ぎないのです。猫らしい言い分ですよね。
まとめ
緩い集団生活を送る家猫は、野良猫にはない順位付けという行動を取ります。その法則は、実に自己中心的なものでしたね。
要は、わがままを許してくれる人こそがトップなのです。もちろん、こちらのわがままは許されません。
猫好きならば、やはり1番になりたいところでしょう。しかし1番になっても、必要最低限のしつけはしなければなりません。愛猫の健康と安全は全力で守ってあげてください。