フードが酸化するとは?
キャットフードに含まれる脂質、タンパク質、アミノ酸などが酸素によって化学変化を起こすと、フードが酸化した状態になります。
酸化したフードは、色が変わっている、湿気っている、においが少なくなっているなど特徴が見られる場合があります。
酸化したフードを与えてはいけない理由1.猫がフードを食べなくなる
フードの酸化によって、味が悪くなったりにおいが薄くなったりします。フードの風味が低下することで食いつきが悪くなってしまうことがあるんです。
においを嗅いだだけで口をつけない猫もいます。酸化したフードのせいで食べる量が減ってしまうと十分な栄養が摂れません。
また、猫の絶食は肝臓に大きな負担となる場合があります。
酸化したフードを与えてはいけない理由2.健康に悪影響を与える可能性がある
フードの品質が劣化しているため、フードを食べた猫が嘔吐や下痢をしてしまうことがあります。
また、フードに含まれる脂質が酸化すると有害な物質が作られ、猫の健康に影響を与えることもあります。
猫に酸化したフードを与えないようにするためには
食べ切れるサイズを購入する
ドライフードは開封後1ヵ月程度で食べ切れるサイズを購入しましょう。
ウェットフードは小分けされていますが、開封後の残りはタッパーなど密閉容器に移して冷蔵庫にいれ1~3日以内に食べきりましょう。
保管場所
高温にならず温度が一定の場所、高湿度にならない場所、光が当たらない場所で、空気を抜き、封をして保管します。
ドライフードを冷蔵庫に入れてしまうと出し入れによって結露が発生しカビが生える原因となる場合があります。
フードのパッケージやメーカーのホームページで保管方法を確認しましょう。
また、未開封でも少しずつ酸化しているので、賞味期限にも注意が必要です。
賞味期限内に食べきる
未開封でもわずかですが酸化しています。未開封でも開封済みでも賞味期限内のフードを猫に与えましょう。
出しっぱなしにしない
ドライフードは置き餌にすることもできますが、食べ残しはその日のうちに片付けましょう。
ウェットフードは腐敗する可能性が高いので、食べ残しはすぐに片付けましょう。
まとめ
猫のフードは酸素に触れている間「酸化」が進んでしまいます。
酸化したフードはおいしくなくなるため、猫がフードを食べなくなることがあります。
また、酸化したフードを猫が食べると、吐いたりお腹を壊すこともあります。
保存方法などを必ず確認して、猫に酸化したフードを与えないようにしましょう。