『発情期の猫』への絶対禁止行為2つ!適切なケア方法とは?

『発情期の猫』への絶対禁止行為2つ!適切なケア方法とは?

メス猫は1年に数回発情します。発情期はいつもとは違う特有の行動をするようになります。発情期の猫にはしてはいけないこと、発情期の猫にしてあげられるケアについてまとめました。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.叱る

鳴く折れ耳の猫

発情期になるといつもとは違う大きな声で鳴いたり、おしっこを後ろに飛ばす「スプレー」をしたりするようになります。これは、鳴き声やにおいで異性にアピールをするためです。

しかし、夜中に鳴いたり、トイレ以外の場所でおしっこをしたりするので、飼い主さんが困ってしまうこともあります。

猫のこれらの行動は本能で行っているため、飼い主さんが叱ってもやめさせることができません。

叱ったり、閉じ込めたりしてしまうと、猫がストレスを感じてしまいます。中には攻撃性が増してしまう猫もいるんです。

飼い主さんも大変ですが、猫の本能に合わせてあげることが必要になります。

2.外に出す

ドアのそばに座る猫

発情期の猫は相手を探そうと外へ出たがるようになります。

外に出たがっている、鳴き声がうるさい、粗相が困るからといって外に出してしまうと交通事故に遭ったり感染症にかかったりする恐れがあります。

猫が迷子になっておうちに帰れなくなる可能性もあります。

発情期の猫のケア方法

おもちゃで遊ぶ猫と人

遊ぶ時間を増やす

発情期の猫はホルモンの影響で気持ちが不安定で、ストレスを感じやすい状態です。

いつもよりたくさん遊んで気を紛らわしたり、体力を使うようにしてあげると、落ち着きやすくなるでしょう。

他の猫と接触しないようにする

発情期の猫が近くにいると、発情しやすくなったり、落ち着かなくなったりしてしまいます。

オス猫は発情したメス猫に反応して発情しますし、発情期には攻撃的になってしまう猫もいるんです。

発情した猫と接触させない、外にいる猫と顔を合わせないようにする対策が必要です。

猫のおしっこ対策をする

トイレ以外でおしっこをしてしまう、スプレーをしてしまう猫には、おしっこをしてもいいように対策をします。

おしっこをしてしまった場所はにおいが残っていると再びその場所でおしっこをするので、徹底的に掃除をします。

そして、ペットシーツや防水シートを貼り付けておくと、おしっこをされても片付けやすくなります。

まとめ

見上げる猫

発情期の猫は普段とは違う行動をします。本能でしている行動なので、叱っても猫にはストレスとなってしまうだけです。

また、猫の行動に困ってしまっても家の外に出すことはやめましょう。

猫の行動に合わせるようにケアをしてあげることが必要です。

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