猫の『食物アレルギー』を誘発しやすい原材料3つ

猫の『食物アレルギー』を誘発しやすい原材料3つ

猫にも「食物アレルギー」があります。普段キャットフードとして食べている原材料から発症することもあるので、気をつけたいところです。猫がアレルギーを起こしやすい原材料にはどんなものがあるでしょうか?

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.肉類

魚をくわえている猫

肉食の猫が肉を食べてアレルギーが出るとは意外ですが、実はアレルギーの主な原因となるのが、肉に含まれるたんぱく質なのです。

キャットフードの主原料となることが多い牛肉、魚肉、鶏肉もアレルゲンとなることがあります。

他には豚肉や羊肉もアレルギーの原因になることも。アレルギーのない猫でも、同じフードばかりを続けて食べているとアレルギーを発症することがあるようです。

2.穀物

穀物の上で振り返る猫

穀物も、猫が食物アレルギーを起こしやすい食材です。穀物の中でも特にアレルギーを引き起こしやすいのが小麦や大麦、とうもろこしです。

猫は肉食動物なので、もともと穀物は消化吸収がしにくく、過剰摂取は下痢や嘔吐を引き起こしてしまいます。

キャットフードは、穀物の割合が少ないものを選びたいものです。最近では穀物ゼロのグレインフリーのキャットフードも販売されていますね。

3.乳製品

お皿のミルクをなめる猫の顏のアップ

猫はミルクが好き、というイメージがあるかも知れませんが、牛乳はアレルギーの原因となることがあります。

猫によっては、牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素が少ないことがあるので、そのような場合は下痢をしやすいのです。

子猫にミルクを与えることもあると思いますが、猫の母乳と牛乳とでは成分が違うので、注意しなければなりません。

猫にミルクを与える場合は、猫用のミルクがおすすめですが、猫用のミルクでもアレルギーを起こしてしまう猫もいます。

初めてミルクを与える時は、少量を与えて様子を見てみましょう。

猫の食物アレルギーの症状は?

耳の後ろをかく猫

猫の食物アレルギーは皮膚に表れることが多く、発疹やかぶれ、脱毛などが主な症状です。

特に顔の周辺に起こりやすいく、かゆみを伴います。かゆみから引っかいてしまい、傷をつけてしまったり、その傷に細菌感染が起こることがあるので、早めに受診した方がいいでしょう。

他にも下痢や嘔吐など、消化器系の症状が起こることもあります。

食物アレルギーは、原因を特定できないこともあります。キャットフードには、多種類の原材料が使われているので、その中の何がアレルギーを発症させるのかはっきりわからないことが多く、また猫によっては複数のアレルゲンを持っていることもあるからです。

アレルギーの予防には、アレルゲンとなりやすい原材料を使用しない低アレルゲンのフードがおすすめです。添加物を多用しているフードも、食物アレルギーを引き起こしやすいと言われています。

フードやおやつを選ぶ際には、原材料の表示を確認するといいでしょう。また、やたらと体を掻いたり舐めたりする場合は様子を見ないで早目に受診しましょう。今まで食べたフードの銘柄や成分を記録しておくとアレルゲンの特定に役立ちます。

まとめ

パンや大麦を見つめる猫

猫がアレルギーを起こしやすい食材はたくさんあります。高齢や病気などで免疫力が低下していると、アレルギーも発症しやすくなります。

食物アレルギーが疑われたら、動物病院で検査をしてもらいましょう。アレルギーが確認されたら、猫のフード選びは慎重に。獣医さんと相談のうえ、与えるフードを決めましょう。

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