見逃すと危険!猫が『水分不足』に陥ると現れる3つの変化と予防策

見逃すと危険!猫が『水分不足』に陥ると現れる3つの変化と予防策

夏場の脱水に注意が必要なのは人間だけではありません。猫も水分不足に陥ることがあります。猫の水分不足ではどのような変化が現れるでしょうか?どう予防したらよいでしょうか?

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.おしっこが少なくなる

カバー付きのトイレから出てくる猫

猫が水分不足に陥ると、おしっこがあまり出ません。そのため、トイレの回数が減ったり、1度に排泄する量が少なくなります。おしっこの色も濃くなります。

トイレを見れば猫がおしっこをしているか、どのくらいの量をしているかわかるかと思います。いつもより少ないときは注意が必要です。

一般的な猫砂を入れて使うトイレでおしっこの回数や量がわかりにくいときは、システムトイレを使用すると便利です。

2.皮膚の弾力がない

猫の背中を撫でる人の手

水分不足に陥ると、皮膚の弾力が低下します。そのため、皮膚をつまんで手を離したとき、なかなかもとに戻らないのです。

猫の水分不足が心配なとき、首の後ろから背中にかけての皮膚をつまんでチェックしてみて下さい。

このときすぐにもとに戻れば、大丈夫です。なかなかもとに戻らないときは水分不足に陥っている可能性があります。

3.口の中が乾いている

口を開ける猫

普段、口の中は唾液があるので湿っていますが、歯茎や口の中が乾いていたら水分不足に陥っている可能性があります。

また、歯茎の粘膜を指で押してみて、白くなったところがすぐにピンク色に戻らないときも水分不足が考えられます。

異常があるかどうかは、普段の口の中の状態を知らないと判断できないかも知れません。

歯磨きを兼ねて、日頃から、猫の口の中をチェックしておくといいですね。

猫が水分不足かもと思ったら

水を与えられる猫

これらの変化から、猫が脱水気味であることがわかったら、水分補給が大切です。

市販されている猫用の経口補水液がおすすめですが、ないときは人間用のスポーツドリンクでも構いません。

ただし、塩分や糖分を摂り過ぎてしまうので、必ず2倍以上に薄めましょう。乳児用のイオン水もおすすめです。

水は、時間をかけて、少しずつ飲ませて下さい。フードをお湯でふやかして与えたり、ウェットフードでも水分を摂取することができます。

なかなか水を飲めないときは、動物病院へ連れて行って下さいね。食欲がない、元気がないなど、様子がおかしいときも獣医さんに診てもらいましょう。

まとめ

白い食器から水を飲む猫

猫の祖先はもともと砂漠で生きていたため、あまりたくさんの水を飲みません。また、喉の渇きを覚えにくいとも言われています。そのため、水分不足に陥りやすいのです。

夏場の熱中症だけでなく、風邪による下痢や嘔吐、腎臓病などが原因で水分不足に陥ることもあります。

水分不足を防ぐために、日頃から水を飲みやすい環境を整えてあげましょう。水の匂いや味、また水を入れる容器が気に入らないと、猫は水を飲んでくれないことがあります。

新鮮な水をいつでも飲めるよう、水飲み場は数ヵ所に用意してあげて下さいね。

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