1.動くのが面倒くさい

動くのが好きじゃない猫がいます。特に肥満傾向の猫は、動くのが億劫になるため、あまり運動をしなくなります。そうすると、さらに体重が増えてしまうので悪循環です。肥満は様々な病気のリスクを高めてしまいます。
飼い主が遊びに誘ってあげるなど、できるだけ体を動かしてもらいましょう。キャットタワーに誘導するなど、上下運動が効果的です。ただし、長時間の運動は猫には不向きなので、10分から20分くらいにしておきましょう。嫌がるときは無理に遊ばせないようにします。
遊びながらおやつが食べられる猫用の知育玩具もおすすめです。自分で転がさないと中のカリカリを取り出すことができないので、おやつを食べるために必然的に体を動かすことになります。
2.性格的に動くのが苦手

猫の性格によっては、もともと動くのが好きじゃないこともあります。個体差もありますが、猫種によっても、活発な猫、おとなしい猫など様々です。
子猫の頃にあまり遊ばなかった猫は、成猫になってもあまり動くのが得意ではないようです。遊ぶことがあまり好きでない猫には、キャットウォークやステップ台を設置してあげると、自然に上下運動ができます。
3.体調が悪い

普段よく遊ぶ猫が急に動かなくなったら、病気の可能性があります。食欲はあるか、元気はあるか、便の様子などもチェックしてみて下さい。気になる症状があれば動物病院で診てもらいましょう。体調が悪いときの猫は、静かな場所でじっとしていることが多いです。
見た目ではわからなくても、怪我をしていることもあります。触って痛がる様子がないか、歩くときに足を引きずっていないかなどもよく観察してみましょう。
4.年齢的なもの

猫も当然ながら、若いときの方が元気です。高齢になると、動きが鈍くなったり、高い所に登れなくなったり、筋力の衰えが見られます。よく眠るようになり、あまり動かなくなります。
ただ、高齢猫でも健康維持のためには適度な運動はさせてあげた方がよいでしょう。無理のない程度に、低い場所で遊んであげて下さいね。トンネルタイプのおもちゃなら、段差もなく動いたり隠れたりできるので、高齢猫におすすめです。
まとめ

体調面や年齢的に動かなくなる猫もいますが、元気なのに動きたがらない猫には、何とか運動
してもらいたいですよね。おもちゃやキャットタワーでもダメなら、多頭飼いにするという方法もあります。1匹だけで飼っているより、遊び相手がいた方が、猫もよく動くようです。ただ、相性などもありますので、慎重に検討する必要があります。
運動不足はストレスにもなります。猫が喜んで体を動かせるよう、環境を整えたり、遊んであげたり、工夫してみましょう。