1.飼い主への愛情表現
猫がペロペロと執拗に飼い主を舐めるのは、飼い主さんのことが大好きだから故の愛情表現なのです。猫の性格によって、しつこいくらい舐めてくる子もいれば、少しだけ舐めてやめてしまう子もいます。しかし、舐めてくれないからといって、愛情がないわけではありません。
猫を撫でたりブラッシングした後に舐めてくれる時は、そのお返しの意味で舐めてくれるとも言われています。多頭飼いをしていると、猫同士でよくグルーミングし合っている姿が見られますね。仲間の猫にするように、飼い主も舐めてくれるのでしょう。ブラッシングのお礼で舐めてくれるのは、とても信頼されている証かもしれません。
2.飼い主に要求がある
ごはんが欲しい、遊んで欲しいなど、何か要求がある時も舐めてくることがあります。困ってしまうのが夜中や早朝のペロペロ。お腹がすいたり、遊びたくなって、寝ている飼い主の顔を舐め、起こそうとします。甘えているので喉をゴロゴロ鳴らしていることが多いですね。執拗に舐めてくるので、寝不足になってしまいそうです。
3.飼い主の手がおいしい
飼い主さんがお菓子などをつまんだ後に猫がその手を舐めるのは、手に残っている味や匂いにつられているものと思われます。飼い主の手からおいしい匂いや味がするので舐めているのです。
また、人の手の汗の塩分や皮脂の油分を舐めているとも言われています。とはいえ、普段の食事で塩分や油分は足りているので、補う必要はありません。猫が気に入った味だからと、人間の食べ物を与えるのもやめましょう。
舐めるのをやめさせるには?
猫が舐めてくれるのは嬉しいものですが、猫の舌はザラザラしているので、痛くなることがあります。また、顔を舐めてくる子もいますが、衛生面を考えるとやめさせたいこともありますよね。そんな時は、そっと舐めている場所を離してしまって大丈夫です。ただ、いきなり猫から遠ざかるのではなく、撫でてあげたり、おもちゃなどで気を引いたりしましょう。
寝ている時に舐められるのは、困りものです。一度猫の要求に応えてしまうと、それを覚えていて、また起こしに来ることがあります。無視してしまうのが一番です。この時、叱ったり叩いたりするのはやめて下さいね。どうしても寝不足になってしまうようなら、猫を部屋に入れないようにするしかありません。
まとめ
今日のねこちゃんより:ナナ♀ / 2歳 / 三毛猫 / 3.7kg
猫が執拗に舐めてきても、特に心配はありません。むしろ、好かれているので嬉しくなりますね。ただ、猫の舌にはネコ科動物特有の突起があるんです。そのため、舐められると痛いと感じることも。猫の気持ちは嬉しいですが、困ってしまう時は、さりげなくお断りしましょう。