猫と暮らすと変わること
猫ブームやおうち時間の影響で、猫の注目度が上がっています。確かに癒し効果は絶大ですが、実際には楽しいことばかりではありません。
ここでは、猫を迎えると変わることを6つご紹介いたします。これから猫を迎えたいと思っている方は、生活の変化についてシミュレーションしてみてください。
1.騒がしくなる
猫を迎えると騒がしくなります。大人しいイメージがありますが、夜間や早朝になるとドタバタと走り回ることがあります。
この行動は、狩りの真似事やストレス発散を目的としています。近所迷惑が気になるご家庭では、日中や夕方に遊ぶ癖をつけさせると静かになるでしょう。
子猫の頃から習慣化しておくことで、ルーティーンに組み込まれます。
2.ユリ科の花を飾れなくなる
猫と花のコラボレーションは、想像するだけで絵になりますよね。しかし、綺麗な花が愛猫の命を奪ってしまうことがあるのです。
特にユリ科の植物は、花瓶の水を飲んだだけでも死んでしまうほど危険な存在です。猫と暮らす際は、室内にユリ科の花を飾ることを断念したほうが良さそうです。
3.アロマを炊けなくなる
リラックス効果のあるアロマですが、猫には危険です。肉食動物である猫の肝臓は、アロマの成分を代謝することができません。万が一口にしてしまうと、命に関わります。
たとえ犬用であっても、猫に対する危険性は変わりません。猫がいる空間でのアロマの使用は控えましょう。
4.無対策では家がボロボロになる
猫と暮らす中で最も心配なのが「爪とぎ行為」でしょう。これは本能に基づく行動なので、辞めさせることは不可能です。叱っても効果がありませんし、お互いストレスになってしまいます。
だから辞めさせるのではなく、専用の爪とぎをいくつか置いて「ここならOK」という場所を用意してあげることが得策です。
5.猫中心の生活になる
猫を迎えた後は、良くも悪くも猫中心の生活になります。猫は手がかからないといいますが、実際には手がかります。
猫は個性的な動物なので、性格も猫によってバラバラですし、必要不可欠なお世話があります。
食事の用意やトイレの掃除、健康チェックや遊びに付き合うこと。例えていうなら、幼い子どもと一緒にいるような感覚です。
高齢になれば介護が必要になることもあります。状況次第では、多少プライベートが犠牲になるかもしれないという覚悟を持っておかなければなりません。
6.お金がかかる
猫にも生活費や医療費がかかります。15年生き抜いてくれたとして、生涯かかる費用は約240万円です。(1匹あたり)
病気になればもっと高額になることもありますし、療法食が必要になれば食費が上がります。
猫と家族になるというとこは、家計のやりくりが変わります。趣味や娯楽の費用を、猫の生活費に回さなければならなくなる可能性が出てきます。
大変でも猫が好き!その魅力とは?
経済的な面でも、肉体的な面でも、猫と暮らすということは大変なことも多いでしょう。
それでも、1度猫と関わった人の多くは「猫がいない生活は想像できない」と猫の魅力にどっぷりはまります。猫にはどのような魅力があるのでしょうか?
- 独特なコミュニケーションが取れる
- ほどよい距離感が良い
- ワガママだけれど優しい一面も!?
猫は犬のような社会性の高さはないものの、一緒に過ごしていると独特なコミュニケーションが取れるようになります。
ほどよい距離感も、時々心配してくれるような行動も魅力的です。必ずしも心配しているとは限りませんが、受け取り方次第でとても幸せな気分になるでしょう。
まとめ
猫がいる暮らしは、癒しと幸せに満ち溢れています。その一方で変えていかなければならないこと、妥協しなければならないこともたくさんあります。
猫を家族に迎えたいと思ったら、本当に幸せにしてあげられるのかを冷静に考える時間を作ることが大切です。