猫の『老化』が早まる生活習慣4つ

猫の『老化』が早まる生活習慣4つ

人も猫も、老化現象は自然の摂理…しかし、生活習慣によって「老化」のスピードを緩やかにすることができるかもしれません。愛猫にできるだけ元気に歳を重ねてもらうために、今回は暮らしの中で気を付けてあげたいことを解説いたします。

2663view

SupervisorImage

記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

1.満足に睡眠がとれない

眠る猫

睡眠不足はストレスにもなる

猫はもともと睡眠時間が長い動物ですが、歳を取るとさらに睡眠時間が長くなる傾向があります。

愛猫が安心してゆったり居られることは重要で、賑やかすぎたりちょっかいをかけすぎたりするとストレスになり、愛猫が十分に眠れなくなってしまいます。

痛みや辛さでゆっくり眠れないことも

体調不良の場合も、痛みや辛さによってゆったり眠ることができなくなってしまいます。

猫は体調不良を表に出さないことも多いため、明らかにぐったりしている時には既に悪化してしまっていることも。

愛猫の体調不良に早く気付いてあげられるよう、些細な異変にも目を光らせてあげましょう。

普段から呼吸の回数(1分間に30回以内)や、食欲や排泄状況などを観察して記録しておくことも、体調不良を隠しがちな猫ちゃんの体調変化に気づくポイントになります。

2.栄養が偏っている

ご飯を食べる猫

シニア用のごはんを選ぶのも安心

食べるもので身体はつくられていますので、栄養バランスの良い食事はサプリメントよりも大切です。

「シニア用」としてつくられているフードには愛猫の年齢をケアする成分が含まれていたり、基礎代謝が落ちることに合わせてカロリーを制限していたり、逆に食が細くなっても少量で十分な栄養を補給できるような配合になっていたりするものもあります。

老化によって内臓の機能にも衰えが生じてきますので、シニア用のフードに切り替えるのも愛猫の年齢ケアになります。

製品によって特徴も様々ですので、猫ちゃんそれぞれの身体の状態を踏まえて選んでいきましょう。持病によっても選ぶべきフードが変わりますから、かかりつけの獣医さんに相談してみるのも良いでしょう。

塩分やミネラル過多にも要注意

内臓機能の衰えによって、塩分やミネラルが臓器に負担をかけることがあります。

心臓や腎臓には今までのダメージが蓄積されやすいため、愛猫がシニアになったら「おやつ」にも注意してあげると良いでしょう。

おやつをたくさん与えてしまうと、塩分やミネラルが過多になってしまう恐れがあります。

手作り食派の場合も、塩分やミネラル量が適切であるかどうかに気をつけてレシピを考えてあげましょう。

3.ごはんを楽しめない

ご飯を見つめる猫

年齢を重ねると、食が細くなる子もいます。

無理に食べさせるのも負担になりますが、食べない期間が続くと体力も弱ってしまい、胃が小さくなってますます食が細くなってしまう恐れがあります。

愛猫の食欲をいかに掻き立てるかが大切で、愛猫が好むフードを与えて「食事を楽しむ」ようにしてあげることも有効です。

猫の食事は香りが大切です。フードを少し温めることで香りが立ち、食欲が刺激されることもあります。

4.運動不足

おもちゃに噛み付く猫

年齢を重ねると運動機能も衰えてきますので、若い頃のようにアクティブな遊びは負担となる恐れがあります。

しかし運動不足になると筋力や関節の動きが弱まってしまい、老化を進めてしまう原因となります。

歳をとると寝てばかりになってしまいますが、愛猫を遊びに誘ってあげて適度な運動を続けることは大変重要です。

また遊びによって「ワクワクすること」は脳や精神にも良い刺激となりますので、激しい運動ができなくなっても、緩やかな遊びを続けてあげましょう。

まとめ

時計の前で眠る老猫

老化現象は自然の摂理ですが、老化のスピードを緩やかにしてあげる工夫はあります。

  • バランスの良い食事
  • 満足な睡眠とストレスのない環境
  • ごはんを楽しむ工夫
  • 適度な運動

これらは若い猫であっても重要なポイントですが、愛猫の年齢に合わせて内容を変え続けていくことが大切です。

スポンサーリンク