猫の『虐待』に遭遇したときの対処法5つ

猫の『虐待』に遭遇したときの対処法5つ

ストレス社会において、弱者への「虐待」は後を絶ちません。それは時に、猫やその他の動物に及ぶことも。もしも動物虐待に遭遇したら…通報すべき機関や伝えるべきポイントをお教えします。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

もしも猫の虐待に遭遇したら…

悲しい猫

想像すらしたくないことですが、人知れず「虐待」に苦しむ猫たちがいます。

もしもネットによる間接的なものも含め、虐待を直接目撃しまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?

その方法を5つご紹介いたします。

1.虐待が明確であれば警察に通報する

猫ポリス

猫に暴力を振るっている、刃物で切りつけるなどの残虐な行為が明確な場合は、迷わず警察に通報してください。可能であれば証拠も押えましょう。

2.動物愛護センターへ報告

電話を見つめる猫

明確ではないものの、飼育放棄が強く疑われる場合は最寄りの動物愛護センターへ報告しましょう。

「動物愛護センター」というワードは、どこかで聞いたことがある馴染みのある言葉なので、たとえ気が動転してしまっても浮かびやすいのではないでしょうか。

ネットで「〇〇県 動物愛護センター」などと検索をかけると、最寄りの愛護センターが見つかります。

3.自治体の保健所へ報告

テレビ電話

保健所もよく耳にする機関です。ここでも虐待に関する事情を聞いてくれます。

最寄りの保健所が分からない場合は「保健所管轄区域案内」と検索することで、見つかります。

4.自治体の衛生課へ連絡

スマホを見る猫

あまり馴染みがないかもしれませんが、自治体の中でも動物愛護に関わる行政担当は「衛生課」になります。

「環境庁 動物愛護管理センター」と検索すると、環境省のページが見つかります。

その中の「地方自治体連絡先一覧」という部分をクリックすると、最寄りの機関の連絡先にたどり着くことができます。

5. ネットの場合はホットラインを活用する

PCを見る猫と犬

ネット上で虐待を目撃した場合は「インターネット・ホットラインセンター」を頼りましょう。

怒りのあまり直接コメントを残したくなるかもしれませんが、正直正論が通用する相手ではありません。

逆に、注目されていると勘違いをして益々事態が悪化する可能性があります。冷静になり、速やかにホットラインへSOSを送りましょう。

通報する際のポイント

メモする猫

動物虐待を通報する際に、次の2つがポイントになります。

「匿名希望」の場合ははっきりと告げる

モザイク猫

虐待の事案が近所の場合、万が一通報者がバレてしまうと厄介です。そういうケースに備えて、通報は「匿名」を希望することが可能です。

匿名で通報することを希望する際は、その旨を確実に伝えてください。

緊急性が高い事案は警察へ

電話する猫

動物の命に関わるほど酷い現場に遭遇した場合は、迷わず警察を頼りましょう。

ここはスピード勝負です。見ていて辛いかもしれませんが、以下のことを正確に伝えてください。

  • どこで
  • 誰が(加害者の特徴)
  • どのような動物に対して
  • どんな虐待をしているか

まとめ

撫でられる猫

動物虐待は立派な犯罪です。通報は匿名でも可能なので、目撃してしまった場合は勇気を出して連絡を入れましょう。

急を要する事態であれば、悩まずに警察へ通報してください。

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