猫が眠るときに『手で顔を覆う』3つの理由

猫が眠るときに『手で顔を覆う』3つの理由

猫が寝ているときに、手で顔を隠す仕草をすることがあります。人間のようで可愛らしいですよね。ただ、この仕草をするのには理由があるんです。どういうときに顔を手で覆ってしまうのでしょうか。

1.まぶしい

前足で顔を隠して寝る縞模様の猫

猫は照明器具の光が苦手だと言われています。人の目にはわかりにくいですが、点滅を繰り返していて、動体視力が優れている猫はこの点滅が気になったりまぶしかったりするようです。

そういった理由で、前足で顔を覆ってアイマスクのようにしているんです。

照明が嫌ならば暗い場所で眠ればいいのに、と思いますよね。でもそれは、猫が手で顔を隠してまでも飼い主さんと一緒にいたい、と思ってくれているということなんです。

なので、猫のためにできることはしてあげましょう。

部屋を暗くしたり、夜ふかしが多い飼い主さんは早く寝るようにしたりするのもいいかもしれません。

また、猫が寝る場所だけが暗くなるように、ダンボール箱やドーム型の猫ベッドを使用したり、猫がもぐれるように毛布を置いたりすると、猫がまぶしくなく眠れるでしょう。

2.うるさい

チェック柄のソファの上で顔を隠す猫

猫が寝ているときに、人の声、テレビの音、電気製品の音などがうるさく感じるときも、手で顔を隠してしまうことがあります。

猫の聴覚はとても優れていて、犬の2倍、人の3倍あると言われているんです。20メートル先の獲物の音もわかります。

寝ていれば音なんて気にならないような気がしますが、寝ている間に敵に狙われる可能性もあるため、猫は熟睡することはあまりなく、浅い眠りでわずかな物音がすればすぐ起きてしまいます。

そのため、人が聞き取れないような電化製品から発せられる小さな音も、うるさく感じることがあるようです。

すべての電化製品をオフにすることはできませんが、猫が安心して眠れるように、大きな音を立てないようにしてあげましょう。

穏やかに話す人や、静かに行動する人の方が猫に好かれやすいです。

3.子猫の気分

顔を隠す茶トラ猫

明るい場所では瞳孔が細くなり、暗い場所では瞳孔が丸く大きくなるのが猫の目の特徴です。

ただ、瞳孔の調節ができるようになるのは、生まれてから10日ほど過ぎて目が開き、さらにその数日後だそうです。それまでの間は瞳孔の調節が上手にできないため、子猫は顔を隠して寝ています。

また、子猫が母猫に甘えるときに、母猫の体に顔をうずめる仕草をします。大人の猫が顔を手で隠したり、布団に顔をうずめたりするのは、子猫の頃を思い出している可能性があります。

母猫がいるような安心した気持ちで寝ているかもしれないので、静かにそっとしておいてあげましょう。

まとめ

寝ている白い長毛猫

猫が手で顔を隠すような仕草をするのは、「照明がまぶしい」「まわりの音がうるさい」「子猫のように安心している」などの理由があります。

可愛い姿ですが、猫が不満を感じている場合もあります。猫がゆっくり眠れるよう環境を整えてみてはいかがでしょうか。

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