猫の爪から血が出ている原因は?
猫の爪から血が出ている時に正しく対応するためには、まず原因を知ることが重要となってきます。
一体どのようなことが原因で爪から出血してしまうのか、猫にありがちな原因をさっそく見ていきましょう!
1.爪が伸びすぎて引っかかった
猫の爪も、人間の爪と同じように放置しているとどんどん伸びていきます。猫の爪の先端は細く、様々なものに引っかかりやすい形状をしているため、爪切りをしないままでいると、爪を引っかけてしまうリスクが高くなるのです。
猫が急いで移動している時や、ジャンプした瞬間に爪が引っかかってしまった場合、根元から折れてしまったり、爪が割れてしまうこともあるので、伸びた爪を放置するのは非常に危険といえます。
2.爪の切りすぎ
爪切りの際に切りすぎてしまい、深爪になってしまった場合も出血する可能性があります。
また、爪の部分だけでなく、指の皮膚も爪切りに巻き込まれてしまった場合も出血する可能性があります。
3.巻き爪になっている
爪を切らずにいて、くるっと曲がりながら、または巻きながら爪が伸びてしまう現象を「巻き爪」といいます。巻き爪になった爪が肉球や周囲の皮膚に刺さって怪我をしてしまい、出血することもあるので注意が必要です。刺さった部分に細菌が感染し膿んでしまうこともあります。そうなると、指先が腫れたり痛みで動きたがらなくなることもあります。
巻き爪による怪我も、爪切りを放置してしまうことが原因で起こりやすいため、やはり猫の爪切りは定期的に行ったほうがよいといえるでしょう。
猫の爪から血が出ている時の正しい対処法は?
猫の爪から血が出ているのを発見したら、まずはどこから出血しているかを突き止めて止血をしましょう。ティッシュやガーゼなどを患部に軽く押し当てて、血がとまるまで数分待ってみてください。
爪や爪の根元から出血しているだけであれば、大体はこの止血作業で血を止めることができますが、もし10分以上止血をしているのに血が止まらなかったり、再度出血したり、他にもからだに異変が見られるような場合は動物病院を受診してください。爪を切り過ぎて出血させてしまった場合には、パウダー状の爪専用の止血剤があります。普段から常備しておくと良いかもしれません。
また予防策として、日頃から爪切りを怠らずに行うことも大切です。爪を切ることによって、巻き爪や爪が引っかかる等のトラブルを回避できます。
もし、爪を切られることを激しく嫌がる猫を飼っている場合は、定期的に動物病院やペットサロンに連れて行って爪切りを依頼するのもよいでしょう。
まとめ
爪からの出血でよくある原因は、日頃の爪切りをきちんと行うことで回避することができるものがほとんどです。
「爪切りが面倒」「爪を切ろうとすると嫌がるので諦めている」という飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、爪を切らないとさまざまなトラブルを起こす可能性があり、そうなってしまった方が猫自身も飼い主さんも大変になると思います。ぜひ定期的に愛猫の爪を切ってあげてくださいね!