1.視覚

暗い場所も平気で動き回る猫の目はすごいですよね。でも実は猫の視力は人間で言えば0.1~0.3程度しかないんです!
猫が暗い場所でもしっかりと見ることができるのは水晶体と角膜が発達しているからです。網膜の裏には人間にはない「タペタム(輝膜)」があり、これが反射板のような役割で僅かな光を増幅させるため、暗闇でも見えるんです。
ちなみにこのタペタムは猫だけでなく犬や猿、魚といった多くの生き物が持っています。写真などで猫の目が光っているのはタペタムに反射された光がカメラに写ってしまったからです。
暗い場所で猫の目が光るのは、網膜に含まれたグアニンという物質によるものであると考えられているようです。
2.視野

猫は視野もとても広いんです。人間が200度に対して猫は280度と言われていて、前を向いた状態で斜め後ろまで見ることができます。
このため猫は見つけた獲物までの距離を正確に測ることができるんです。遠くから飛び掛かっても高い確率で獲物を捕まえられるのはこのためなんですね。
猫の目は人間の7分の1の光の量があれば見えますし動体視力も発達しています。どちらかと言えば夜や暗い場所でこそ真価を発揮するのかも知れませんね。
ちなみに視力自体は弱いため活発に動いていた獲物が突然止まると見失うこともあるようです。また光の量を感じる「桿体細胞」が発達している代わりに色を判断する「錐体細胞」が少ないため赤い色は緑に、オレンジ色は黄色に見えているそうです。
3.聴覚

よく人間と比べて耳が良いと言われているのは犬ですが、猫はその犬よりもさらに耳が良いことをご存知でしょうか?
人間の可聴域が2万ヘルツに対して犬は6万5000ヘルツです。そして猫はそれよりも1万ヘルツ高い7万5000ヘルツまで聞こえているとされています。
そして猫自身が「音」として認識しているかは定かではありませんが、10万ヘルツの高音域まで脳で感じて反応していることも実験でわかっているそうです。
どちらにしても人間には聞こえない音もしっかりと聞こえるんですから、飼い主には何も聞こえていないのに寝ていた猫が突然驚いて飛び起きるのも納得ですよね。
まとめ

今日のねこちゃんより:ルビー♀ / 8歳 / 三毛猫 / 6.4kg
結局猫に幽霊が見えているのかは定かではありませんが、2014年に海外で行われた実験によって犬や猫には紫外線などの電磁波が見えていることが判明しています。
そして猫は他の動物よりも好奇心旺盛なため、そういった「人間に見えないもの」をじっと見つめるという行動をしているのではないかと言われているようです。
でも人間だって霊感の強い人はいるわけですから、猫の中にも幽霊が見えている子はいる…かも知れませんね。
我が家でも猫たちが突然何もない天井を見つめたりしますが、実は距離的に視認するのが難しい小さな虫がいたりすることもありました。でも必ず虫がいるわけでもないですし、本当に幽霊が見えていることもあるのかも…!?