1.かまいすぎない
飼い主さんは(愛猫と一緒に過ごせる時間が増えてうれしい)と思っていても、猫は必ずしも同じように思っていない場合もあります。
もちろん、飼い主さんのそばにいられる時間が増えてうれしいと感じている猫もいます。しかし、ごはんを食べている姿も、トイレに入っている姿も全て見られていたり、お昼寝をしようとしていたところをなでられたり、かまわれすぎることにストレスを感じてしまう猫もいます。
在宅時は、猫との距離感に特に注意が必要です。また、可愛くておやつをあげたくなってしまうかもしれませんが、あげすぎないように、おやつの量や与える時間を決めましょう。
飼い主さんもお仕事をしなければなりませんので、猫が甘えに来たら話しかけたり、なでたりするようにして、適度な距離感を保ちましょう。
2.生活のリズムの変化に注意
普段飼い主さんが仕事で自宅を留守にしている時間帯を、ほとんどの猫は寝て過ごしています。飼い主さんが在宅ワークを始めたことで、猫の生活のペースが変化してストレスを感じてしまうことに注意しましょう。中には飼い主さんが家にいて迷惑そうな顔をする猫もいるかもしれません。
ごはんの時間や遊ぶ時間は今までと同じにし、可能なら猫がいる部屋以外の場所で仕事をするなどして、猫の生活のリズムを崩さないようにしてみましょう。猫も順応性が高い生き物なので、昼間飼い主さんが家にいることに慣れてきます。しかし、出かけるときや帰って来たときにかまいすぎると、寂しがるようになったり、生活のリズムを崩してしまうことになるので注意しましょう。
3.体調の変化を見逃さない
昼間静かに過ごして、夕方から活動的になるなど、猫がいつもと同じ過ごし方をしているように見えても、飼い主さんが在宅ワークになったことでストレスを感じているかもしれません。そのストレスが、体調にあらわれる可能性もあるので、見逃さないようにしましょう。
ストレスのサインで多いのは、過剰な毛づくろいです。毛づくろいをしすぎて脱毛したり、出血したりすることもあります。
他には、よく鳴く、便秘や下痢、トイレ以外での排泄、布を食べるなどのサインが見られる場合があります。ストレスが原因で膀胱炎になってしまうこともあるんです。トイレでの様子も確認しましょう。
まとめ
飼い主さんが在宅ワークになった場合、夜型の猫はストレスを感じてしまう可能性があります。
時間が経てば猫も慣れてくることもありますが、それまでは猫が生活リズムを崩すことがないように配慮したり、ストレスで体調を悪くしていないかなどに注意しましょう。