遊びは食前が最適
猫は遊ぶことで狩りをしている気分を味わえます。そのため彼らが食前に狩りを模した遊びをすることは大きな意味を持ちます。
戦略を立てて獲物を追い、それを仕留めることで達成感が得られます。これを遊びに置き換えて考えてみましょう。狩りごっこの後に食事をすることで、自分自身の力で食事にあり着いたという自信につながります。
たとえ人間に守られながら生きる猫であっても、野生の本能を適度に駆り立てることは大切です。そして、何事にも自信を持って生きることで家庭内でも立派に育つことができるのです。
食後すぐは休ませる
食後すぐに、激しい運動をすることは避けたほうがよいでしょう。興奮した状態でアクロバティックな動きをすることで、胃の内容物が逆流する恐れがあります。要は嘔吐のリスクがあるということです。
食後は少し穏やかに過ごせるように、飼い主さんもリラックスした雰囲気を作りましょう。
猫のペースに合わせる
一緒に遊び始めて数分後の良い雰囲気で盛り上がっているさなか、猫が突如として興味を失いどこかへ行ってしまうことがあります。
このような場合は、終了の合図です。猫は十分に楽しむことができて満足しています。飼い主さんとしては、もう少し遊びたいという気持ちがあるかもれません。でも、猫のペースに合わせることが大切です。
しつこい要求には応じない
甘えん坊の猫は、しつこく遊びに誘うことがあります。まるで、"だだっ子"のような態度を取るのです。ここで要求に応えてしまうと後々大変なことになります。
猫は賢い動物です。しつこい要求に度々応えることで、駄々をこねれば遊んでくれると学習してしまいます。
- ギャーギャー鳴き叫ぶ
- 足元にまとわりつく
これらの行動を頻繁にとる場合は「後でね」と言い、落ち着くまで待ちましょう。そして、ほとぼりが冷めた頃に付き合うようにしてみてください。これにより、大人しくしていれば遊んでくれると理解できるようになります。
日頃から、1日1度は触れ合う時間を設けることでも効果的です。わざわざ体力を使って叫ばなくても相手をしてくれる、と認識できるようになります。
遊ぶときは安全確認を
誤飲に注意
猫が遊ぶ際は、いかなるアイテムであっても誤飲には気をつけましょう。中でも紐には要注意です。猫用ではないアイテムを代用して遊ばせる場合は、必ず近くで見守るようにしましょう。
そして猫用のおもちゃも、使い込むことで劣化します。必ず破損していないかを確認したうえで渡しましょう。
室内の環境確認も
年齢を問わず、猫が遊ぶときは安全確認をしてから遊ばせるようにしましょう。これは、飼い主さんが相手になる場合も同様です。
ある程度のスペースを確保し、危険物は片付けておきましょう。また夢中になって、テーブルの角やキャットタワーなどに衝突しないように注意しましょう。
まとめ
猫に「狩りをして獲物を得たことでお腹が満たせた」という達成感を持たせるため、遊ぶタイミングは食前が最適です。
飼い主さんのスケジュール上、どうしても食前に遊ぶ時間が取れないということもあるでしょう。そういう場合は無理に食前に時間を作らなくてはいけないということはありません。短時間でも毎日触れ合い、一緒に遊ぶことが最も大切です。
うまくやりくりして、猫も人も満足して眠りにつける生活が送れると良いですね。