病気?猫が頭を振る時に考えられること3つ

病気?猫が頭を振る時に考えられること3つ

犬は時々頭を振ることがあります。一方、健康な猫は通常頭を振ることはありません。体に異変が起きているサインです。今回は、猫が頭を振る行動に潜む病気についてご紹介いたします。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫が頭を振ったら要注意!!病気のサインかも

診察を受ける猫

猫が日常的に頭を振ることはありません。愛猫が、ブルブルと頭を頻繁に振るようであれば要注意です。何らかの病気が潜んでいる可能性があります。ここでは主な要因を3つご紹介いたします。

1.耳に異物が入ってしまった

耳のケアを受ける猫

猫の耳は比較的大きな部位なので、時々異物が入り込むことがあります。水道から直接水を飲むことを好む猫は、水を飲む過程で水が入ってしまうことも珍しくありません。

水のように原因がはっきりしていて、かつ一時的であれば問題ありません。そうではない場合、耳の奥に異物がある場合は飼い主さんが対処するのは危険です。必ず動物病院で適切な処置を受けましょう。

2.耳のトラブルによる不快感

痒がる猫

猫も外耳炎や中耳炎のような耳の病気を発症することがあります。主な原因は、細菌による炎症や耳ダニなどです。違和感や不快感から頭を振るようになります。さらに痒みを伴うと、頻繁に耳をかく仕草が見受けられます。

ちなみに耳ダニとは、耳の中にダニの死骸や糞が変化したものが詰まって黒い乾燥した耳垢が大量に出て、ひどい痒みを伴う病気です。黒い耳垢が目立つようであれば病院で識別してもらいましょう。特に外で暮らしていた保護猫は要注意です。

耳のトラブルも早期発見・早期治療が大切です。異変に気づいたら動物病院を受診しましょう。

3.脳の病気

ぐったりする猫

脳腫瘍や脳炎など、いわゆる脳神経系の病でも頭を振るという症状が見られます。同じ「頭を振る」行為でも、耳のトラブルとは次のような部分が異なります。

  • 首を傾げたままの状態でいる
  • 同じ場所をクルクル回る奇妙な行動をとる
  • ふらついてまっすぐ歩けないなど

これらの行動が見られたら、すぐに診察を受けましょう。動画を撮影しておくと、状況が伝わりやすくなります。

人間の食べ物による中毒症状にも気をつけて

ケーキが気になる猫

人間と暮らす猫は、飼い主さんの食事に興味を持つことがあります。その危険な好奇心が生命を脅かすことにも繋がりかねません。

特に、チョコレートや酒類などは神経毒を引き起こします。嘔吐やけいれんのように目立つ症状ばかりではなく、頭を振るという些細な症状も神経症状のひとつになります。

食品の管理は徹底しましょう。そして、愛猫におねだりされても食べさせてはいけません。

まとめ

抱きしめられる猫

健康な猫が頭を振ることはありません。犬に時々見られる現象なので誤解しやすいですが、猫が頻繁に頭を振るのは良い状況ではありません。

速やかに動物病院へ連れて行きましょう。その際 は実際に頭を振る様子を動画に収め、他にも気になることがあれば(毛玉以外の嘔吐が増えた、耳を痒がっているなど)メモしておくと忘れることなく伝えやすくなります。

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