猫にはどんなご飯を与えればいいの?選び方のコツ4つ

猫にはどんなご飯を与えればいいの?選び方のコツ4つ

現在は星の数ほどキャットフードの種類がありますので、何を選んでいいのか迷ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。また既成のフードではなく、手作りごはんの方が良いのかな?と迷ってしまうことも。そこで今回は「猫のごはんを選ぶ時のポイント」を4つ解説いたします!

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.安全性が高いごはん

猫にごはんを与える男性

無添加フードという選択肢

ペットフードには品質を保つために保存料が使用されているものも多くあります。しかし中には健康を害する懸念がある成分もあるため、積極的に無添加のフードを選ぶ方も多くいらっしゃいます。保存料が使われていたとしても、天然成分であるものは安心度が高いですね。

しかし保存料が入っていないということは開封後の品質の劣化が速い恐れがあるため、フードの保存方法に工夫が必要です。また猫にとって「ごはんの見た目の美しさ」は重要ではないため、着色料は無添加なフードが安心です。

「プレミアムフード」は材料が高品質

「プレミアムフード」とは、原材料の品質や栄養価、安全性にこだわって作られたフードの総称です。メーカーによっては「ヒューマングレード」と言われる、人間の食べ物に使われるレベルで品質が良い食材を使用して作られたフードも存在します。

ペットフードと人間の食品では安全性の規制基準が違うことにより、プレミアムフードを選ぶことでより安心できる品質のごはんを与えることができます。

一般的なキャットフードよりも価格が高いことや、スーパーやドラッグストア等にあまり置かれていないため気軽に購入できないというところがデメリットとなりますが、近年では愛猫の健康のためにプレミアムフードを選ぶ飼い主さんも増加してきています。

手作りフードは内容が把握できることがメリット

「手作りごはん」の最大のメリットは、どんな食材がどんな量で入っているのかを飼い主さんご自身が把握できることです。猫に必要な栄養素のことを考えてメニューを決めるのに知識がいるということがデメリットの1つですが、既成のフードではなく手作りごはん派の飼い主さんも多くいらっしゃいます。

災害時には手作りができないこともあるため、既成のフードにも食べ慣れさせておくことも大切です。既成のフードと手作りごはんを両立させておられる飼い主さんもいらっしゃいます。

2.「ドライ」か「ウェット」か

ドライフードとウェットフード

ドライフードのメリット&デメリット

ドライフードは「カリカリ」とも呼ばれる、乾燥した粒状のフードの総称です。

ドライフードのメリットは

  • 開封後の保存がしやすいこと
  • 総合栄養食の種類が豊富なこと
  • 歯垢が付きにくいこと

などです。

デメリットとしては

  • 食いつきが悪いことがある
  • 自然な食材の状態ではない
  • 高齢の子は硬くて食べづらいことがある

などが挙げられます。

ウェットフードのメリット&デメリット

ウェットフードは缶詰やパウチに入っている、食材を乾燥させずに作られたフードです。ウェットフードには水分量が約75%も含まれているところが特徴です。

ウェットフードのメリットは

  • 水分補給のサポートができる
  • 食いつきが良いことが多い
  • 未開封であれば長期保存が可能

などです。

デメリットとしては

  • 歯垢がつきやすい
  • 開封後は長期保存ができない
  • 総合栄養食のものが少ない

などが挙げられます。

両立すると良いとこ取りができる◎

ドライフードとウェットフードを両立することで、それぞれのメリットを取り入れることができます。猫は水をあまり飲まない動物なので、おしっこが濃くなりやすいことに注意が必要です。少ない水分で身体を整えるために腎臓が頑張って働くのですが、それゆえに高齢になると腎臓病を発症する猫ちゃんが大変多いです。

ごはんを食べながら水分補給もできるウェットフードを取り入れることで、愛猫の飲水量をサポートすることができます。ウェットフードには「一般食」のものが多いので、総合栄養食のものを選ぶか他の総合栄養食と一緒に与えるようにしましょう。

3.愛猫の体質で選ぶ

猫型のフードボウルと2匹の猫

年齢をケアするフード

子猫は身体を大きく成長させるために、成猫とは必要なカロリー設定や栄養成分が異なります。そのため子猫には子猫用のフードを選んであげることが大切です。

また7歳を過ぎた「シニア期」と呼ばれる頃からは、老化をケアする内容のフードに切り替えるのも良いでしょう。このように愛猫の年齢に合わせてフードを変更するということもフード選びの1つの方法です。

アレルギーに対応したフード

猫が食物アレルギーを起こす食材で一般的なのが

  • 牛肉
  • 乳製品
  • 穀類(小麦、穀物、大豆)
  • 鶏肉

などです。食物アレルギーはタンパク由来の成分によって引き起こされることが多いです。食べ物にアレルギーがある子の場合は、その食材が入っていないフードを選ぶようにしましょう。

ローテーションで与えている方も!

同じ食材を食べ続けることでアレルギー反応が起こりやすいという考えがあります。飼い主さんの中には愛猫の食物アレルギーの予防として「一袋食べ終わるタイミングでタンパク質が異なるフードに替える」というように、数種類のフードをローテーションして与えている方もおられます。

フードを切り替えることが愛猫のストレスにならないよう、1週間程度かけて徐々に次のフードに切り替えていくことがポイントです。

療法食が処方されることも

猫ちゃんに持病がある場合、動物病院で療法食が処方されることもあります。療法食は病気やその症状の重さなどによって種類があり、獣医師が猫ちゃんの症状を診て処方する必要があるフードです。

猫ちゃんの持病をケアするよう原材料や成分を調節して作られていますので、療法食が処方された場合には獣医師の指導の下で与えていく必要があります。

4.タンパク質の好み

サーモンや肉などの食材

猫ちゃんによってフードの好みが違うことがあります。特にタンパク質の好みが分かれやすいため、愛猫の好みのタンパク源でフードを選んであげるというのも1つの方法です。

チキンかダックか、サーモンか白身魚かなどなど、フードに使用されている主となるタンパク質をチェックしてみましょう。猫ちゃんの食いつきが悪いなというときは、もしかするとそのフードのタンパク質の種類が好きではないのかもしれません。

まとめ

ハロウィンの飾りと猫

今回は「猫のごはんを選ぶ時のポイント」について解説いたしました。

  • 安全性の高いフードかどうか
  • ドライとウェットを両方取り入れる
  • その子の体質をケアするもの
  • タンパク質の種類で選ぶ

このようなポイントを考えてフードを選んであげると良いでしょう。

その子によって体質や好みが違うため「これさえ食べていれば正解!」とは断言できません。フードの安全性に加え、愛猫の年齢、体質、持病の有無、味の好みなどを総合的に考えて、その子に合ったフードを選んであげることが大切です。

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