頭をぶつけた!
猫ちゃんと一緒に暮らしていると、愛猫が突然猛スピードで走り出したりする時があります。またいつものことかと見ていると、時おり思わぬところで頭をぶつけてしまうことがあります。
猫ちゃんとは俊敏で障害物もきちんと避けるイメージがありますが、実はあんまり考えずに走り出す子もいるので注意が必要です。
万が一、頭をぶつけた時に飼い主さんとしてどのような点を確認したら良いのかを調べてみました。いざという時のためにぜひ把握しといて下さい。
1. 様子を確認する
愛猫がどのような様子なのかをまず確認しましょう。急いで病院へ連れて行かないといけないケースはもちろん「意識がない時」です。普通にぶつかっただけでは意識がないという状態はまず起き得ないことなので、「意識不明」の状態であればすぐに動物病院に連れていきましょう。
また、意識はあるが嘔吐や痙攣がある場合は必ず動物病院に連れていきましょう。明らかにぶつかった衝撃でびっくりしてしまって、鳴きすぎて吐いてしまったという場合は、少し様子を見ても良いのですがそうでなければ病院へ行きましょう。
そして外傷に関しても、打ったところが少し凹んでいたりするのであれば、骨に異常があるのかもしれません。鼻や耳から血が流れだしている場合は予後が悪いことがほとんどです。このような場合も動物病院に急いで連れていくべきです。
2. 時間を置いた後の様子も確認する
頭をぶつけた直後はなんともなくても、時間を置いてから症状が現れる場合があります。そのため強く頭をぶつけたという場合はなるべく何もなくても、病院へ連れていくことが正解です。
脳への損傷具合によっては行動が突然変化したり、痙攣、沈鬱、麻痺や昏睡状態、呼吸の異常と行った症状が見られることがあります。なんともなさそうだと安心せずに、かかりつけのお医者さんに診てもらいましょう。
3. ぶつけ方を説明できるようにする
突然走ってぶつかってしまった時に、飼い主さんとしては慌ててしまうことが多いと思うのですが、病院へ連れていく時にぶつかった時の説明を冷静にできるようにしておくと良いでしょう。
お医者さんにも状況が伝わりやすくなるので、適切な治療を受けやすくなります。特に子猫の場合はよく走り回ってぶつかってしまうということが成猫よりも多いので、目を離さないようにすることがポイントです。
高いところから降りる時に、成猫と違って降りられずにぶつかってしまう子もいます。
まとめ
頭とは体を構成する重要な器官でもありますので、ぶつかってしまうと特に大変です。少しのぶつかりではなく、強く当たってしまい痛がっていたり、様子がおかし場合は早めに動物病院を受診してください。