猫が挙動不審になってしまうシチュエーション6つ

猫が挙動不審になってしまうシチュエーション6つ

一日のうち多くの時間を寝て過ごしている猫も、状況によってソワソワと落ち着きがなくなってしまうことがあります。猫が挙動不審になってしまうのはどんなときかご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1. いつもと違う環境

ドアの隙間からのぞく猫

猫はいつもと同じ環境にいることが安心だと感じます。「いつもと違う」ことに敏感で、ソワソワしてしまうことがあるんです。

  • お客さんが来た
  • 食器、フード、トイレの砂が変わった
  • 好きなおやつやフードがもらえるとき
  • ネズミや虫などが動く音が聞こえる
  • 引っ越し、模様替え
  • 新入りペットが来た
  • 家の外に野良猫など動物が来た

上記のようなことがあると、落ち着いていられない場合があります。特に引っ越しの場合、突然知らない場所で生活が始まるため、挙動不審どころかストレスで体調を崩してしまうこともあるため注意が必要です。

2. 大きな音

姿勢を低くして驚いたような顔をする猫

花火、工事、雷、掃除機、ドライヤーなどの大きな音が苦手な猫は多いです。音がしている間だけではなく、音がしなくなってからもソワソワと落ち着きがないこともあります。

他にも、飼い主さん家族が大きな声を出してケンカをしていたり、小さな子が大きい声を出していたりするときも、挙動不審になってしまうことがあります。また、猫によっては楽器の音が苦手で、楽器の練習を始めると落ち着きがなくなってしまうそうです。

3. トイレに入りたい、トイレから出てきた

猫用トイレに入っている猫

トイレに入る前に急に走り出したり、鳴きだしたり、落ち着きがなくなってしまうことがあります。トイレハイと呼ばれていて、トイレが終わった後にハイテンションになる猫もいます。

我が家の猫も、トイレに入る前に鳴いたり、部屋から出ていこうとしたり、落ち着きがなくなります。そして、トイレから出てくると急に走り出し、猫たちの追いかけっこがスタートします。

4. 動物病院に連れて行かれる

棚の上で隠れている2匹の猫

動物病院に連れて行こうとすると、ソワソワと落ち着きがなくなることがあります。キャリーを見た瞬間にどこかに隠れようとしたり、動物病院から帰ってきてからもウロウロしたりしていることがあるんです。我が家の猫も動物病院の前後は落ち着きがなくなってしまいます。

5. 繁殖期

寄り添って顔を近づけ合う2匹の猫

繁殖期はソワソワと落ち着きがなくなり、大きな声で鳴いたり、外へ行こうとしたり、飼い主さんも困ってしまうことがあります。繁殖させる予定がなければ、避妊去勢手術を受けさせることをおすすめします。手術を受けると、繁殖期の行動がほとんどなくなります。

しかし、避妊去勢手術を受けて室内で暮らす猫でも、繁殖期を迎えて独特の鳴き声を出す野良猫が家の周りにいると、気になってソワソワしてしまうこともあります。

6. 体調不良

白いボトルと薬をジッと見つめる猫

脳に障害がある、認知症、甲状腺機能亢進症など、病気が原因で落ち着きがなくなってしまうことがあります。猫によくある膀胱炎や尿路結石、便秘なども痛みや残尿感などでソワソワしてしまいます。ノミがいるのが気持ち悪く、何かにいらだっているようなしぐさをする猫もいるそうです。

まとめ

凛

ツンデレと言われる猫は、興味がないことに対して無関心でいることが多いですが、挙動不審になってしまう状況があるんです。いつもの環境が変わってしまう、苦手な音、苦手な場所、病気などのときです。猫がソワソワしても、落ち着いて対応してあげましょう。

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