動けなくなった老猫のお世話ポイントと注意すること5つ

動けなくなった老猫のお世話ポイントと注意すること5つ

猫はあっという間に高齢になってしまいます。もしも大切な愛猫が寝たきりになってしまった場合、どうサポートしてあげれば良いのでしょうか?今回は猫の介護についてご紹介いたします。

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寝たきりの老猫のためにできること

横たわる猫

フードや医療の進歩、完全室内飼育の普及に伴い、一昔前までは4~5年だった平均寿命が16歳にまで伸びました。さらに20歳を超えるご長寿さんまで身近な存在になりつつあります。

飼い主さんとしては喜ばしいことですが、一方で介護生活という現実が待ち受けているのも事実です。猫と暮らすということは、介護と向き合う覚悟が必要になります。

今回は、高齢の猫が寝たきりになってしまった場合のサポートのコツを5つご紹介いたします。

1. 徐々に流動食へと切り替える

食事する猫

自力で動くことが困難な猫の食事介助というと、流動食を想像する方が多いのではないでしょうか?もちろん現在は食べやすい流動食も多く出回るようになりました。

しかし、愛猫には愛猫なりに親しんできた味があります。飼い主さんが姿勢を変えてあげることで普通食に近い食事ができる間は、できるだけ親しんできたものを食べさせてあげてください。

ここでのポイントは、体を起こすことです。犬の伏せのようなポーズができるのであれば、その姿勢に切り替えます。困難な場合は顔のみを少し高くします。枕やクッションで支えても良いでしょう。これは、食べ物が肺に侵入してしまう誤嚥性肺炎を予防するためです。

食事は普通食→ふやかしたフード→ウエットフード→流動食の順番で徐々に流動食に切り替えていきます。柔らかいものをミックスさせていく形でも大丈夫です。免疫力を保つために、高カロリー食を選びましょう。(食事制限がない場合)

2. トイレ介助は清潔感を保つことを重視する

トイレに入る猫

猫はとても綺麗好きな動物です。周囲が排泄物で汚れたままになってしまう状況は、強いストレスになってしまいます。猫のトイレ介助で重要なポイントは清潔感を保つことです。

移動の補助や姿勢を保つサポートをすることで、通常のトイレが使用できる間はトイレで排泄させてあげることが精神的には負担が軽減されます。愛猫の状態に合わせて、紙オムツやペットシートを敷く方法に移行していきましょう。

紙オムツやシートを使用する際は、排泄したことに気づいたら清潔なものと交換し、体を綺麗にしてあげてください。オムツは動物用があれば動物用が便利です。ただし、入手が困難な場合は乳児用の紙オムツでも代用することが可能です。

3. グルーミングのお手伝いをしてあげる

猫にブラシをかける人

寝たきりになってしまうと、自力で毛繕いをすることができなくなってしまいます。これは人間に置き換えるなら入浴ができないことに相当します。

機械浴や清拭によるサポートのように、猫の場合も身なりを清潔にするお手伝いをしてあげましょう。愛猫が嫌がらないのであれば、ブラッシングをしてから蒸しタオルで体を拭いてあげます。

ブラッシングのみでも大丈夫です。さらにブラッシングも抵抗があるのであれば手ぐしで優しく整えてあげてください。撫でることの延長で行うと無理なくできると思います。

4. 寝返りのサポート

布団で眠る猫

常に同じ姿勢で寝続けてしまうと、片側の体に圧力が絶えずかかり続ける状態になります。これが後に、床擦れに発展してしまいます。そして、悪化すると床擦れが化膿して、感染症を引き起こす可能性があります。

よって、たとえ柔らかいマットの上で眠っていても寝返りは必要です。2時間に1回を目安に姿勢を変えてあげましょう。

5. 水分補給も忘れずに

水の入った器と猫

ウエットフードや流動食を積極的に摂取できている場合は、水分補給を兼ねているので神経質にならなくても大丈夫です。

ただし、食事が困難になってきたら水分補給を目的としたサポートが必要になります。方法としてはスポイトやシリンジを用いたものが主流です。これらをゆっくり口に入れてあげます。

食事介助と同様に、少し体を起こして飲ませましょう。確実に飲み込んだことを確認しながら飲ませるようにしてください。

猫らしさを大切にしつつ無理はしない

バンダナをした猫と女性

猫には猫の習性があります。徐々に寝たきりの体になってしまっても、可能な限り猫らしさを尊重してあげることが大切です。

とはいえ、無理は禁物です。ありとあらゆる介助において、困ったことがあれば動物病院に相談しましょう。動物病院のスタッフはプロです。的確なアドバイスをしてくれます。

まとめ

猫を撫でる人

ご自宅で介護をなさる場合、最も大切なことは安心させてあげることです。大好きな飼い主さんの温もりで包み込んであげてください。

冒頭で「介護と向き合う覚悟」というお話をしましたが、一人で無理をするという意味ではありません。周囲のサポートを受けながら、ありのままを受け入れてあげてください。

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