猫がコードをかじる理由4つ

猫がコードをかじる理由4つ

おうちの中には、猫の攻撃標的になりやすい対象がたくさんあります。その1つが「電気コード」で、通電している状態のコードを噛んでしまうと感電する恐れがあり大変危険です。猫はなぜ電気コードを噛みたくなってしまうのでしょうか?今回は【猫が電気コードを噛んでしまう原因】について4つ解説いたします。

1. 本能をくすぐる形状

ロープにじゃれる子猫

猫は"不規則に動くもの"を見ると狩猟本能がかき立てられます。電気コードは虫や小動物のように自分で動き回るものではありませんが、触ったときにゆらゆらと揺れたりヘビが動いたように見えたりすることがあるため、猫が興味を持ちやすい形状をしています。

猫の遊びは"狩りごっこ"なので、狩猟本能をかき立てられるものを目にすると、襲いかかりたくなってしまうのです。

2. 歯触りが好き

パソコンのコードにじゃれる子猫

猫はビニール製品を噛みたがる子が多いので、コードの表面を覆うビニール部分の歯ごたえが楽しくて噛んでしまうことが考えられます。そして、レジ袋やセロハンとは違い電気コードの表面はゴムのような弾力感のある素材なので、噛み応えが良いのです。

興奮した猫の本気噛みの威力はすごい

猫は遊びの中で、獲物に見立てたおもちゃや物に飛びかかり、噛み付いたり蹴ったりして攻撃します。これは猫が狩りをするときと同じ行動なので、たとえ遊びであっても興奮してしまうと全力で噛みちぎってしまうこともあり、感電の危険があります。

3. 歯が抜け替わる時期

ぬいぐるみを抱いて寝る子猫

猫の歯の生え替わり時期はいつ?

猫の乳歯は生後3か月頃から抜け始め、生後6か月頃までに永久歯が生えそろいます。この歯の抜け替わる時期は歯がグラグラして違和感を覚えるため、物を噛みたくなってしまう時期です。さらに子猫の時期はやんちゃ盛りなので、目に映るあらゆるものに興味を持ち遊ぼうとします。

「噛んで良いもの」を用意してあげよう

お気に入りのおもちゃがあればいいのですが、噛めるものがない場合は家具家電を噛んでしまうこともあり注意が必要です。特に電気コードは猫の手の届く場所にありやすいので標的になりがちです。歯の生え替わり時期には特に、猫ちゃんが安全にカミカミできるおもちゃを用意してあげると良いでしょう。

4. 暇つぶし

窓辺に座って外を見る猫の後ろ姿

「寝子」が語源と言われる猫ですが、それでも活発に遊ぶ時間も大切です。猫は夕方と朝方に活発になりますので、その頃に激しく遊んだり部屋を全力疾走したりすることも多いです。

1日中室内で過ごすので暇になりやすい

犬とは違い猫は散歩に外出することもないため、飼い主さんが意識的に遊びの時間を設けてあげないと退屈してしまいます。

猫は退屈や飼い主さんがいないお留守番時の寂しさを紛らわすために、遊んではいけない家具家電で遊んでしまうこともありますので注意が必要です。一人でも安全に遊べるおもちゃがあると、気が向いたときやお留守番時にも退屈せず楽しむことができます。

まとめ

コードを両手でつかんでこちらを見つめる猫

今回は「猫がコードを噛んでしまう原因」について4つ解説いたしました。猫が電気コードを噛んでしまう原因として、

  • 本能をくすぐる形状である
  • コードの歯触りが好き
  • 歯の生え替わり時期で物を噛みたくなる
  • 暇つぶしや寂しさを紛らわすため

以上の4つが考えられます。通電しているコードを噛んでしまうと猫ちゃんが感電してしまう恐れがありますので、電気コードにカバーを施すなど猫ちゃんが触れないようにする工夫が必要です。

また、電気コードよりももっと楽しく遊べて、安全に噛めるおもちゃを用意してあげると良いでしょう。

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