人を"飼っている"猫の特徴的な行動
猫と暮らす上で、飼い主は本来人間が担います。全てにおいて主導権は握らなくても、愛猫の健康に責任を持って行動しているでしょう。
ところが人の思いとは裏腹に、飼い主化する猫がいます。よく猫と暮らすということは「猫に飼われること」と表現されます。その実態はどのようなものなのでしょうか?ここでは「人を飼う猫」が日頃行っている行動についていくつかご紹介いたします。
1.あの手この手で人を惑わす
猫は日々、人間の行動パターンを学習しています。それは即ち、我々が示す反応はある意味お見通しということです。このタイミングで鳴けばご飯をくれる、遊んでくれるなど、過去の経験から予測するのです。
また、猫のツンデレはいわば飴と鞭のようなものです。素っ気ない態度を取りながらも、意外な場面で甘えることで愛らしさを感じさせています。知らぬ間に我々は、まんまと愛猫の策略にはまっているのです。
2.時間を管理する
愛猫に時間を管理されているという感覚を味わったことはないでしょうか?例えば、早朝の食事のおねだりや、PCやスマホを操作させまいと邪魔をしてくるなどです。
これにより迷惑を被ることはあります。しかし、猫と暮らすことで不思議と規則正しい生活を送っているのです。仕事で煮詰まっているときに邪魔をされると腹立たしく思う一方で、一呼吸置くきっかけになります。
3.健康も愛猫が管理する
愛猫の健康を気遣っているつもりでも、意外と愛猫の方が我々の健康を管理しているのではないかと思う瞬間があります。
愛猫が嫌う煙草を控えるために本数が減少したり、遊びに誘われた結果、予想以上に体を動かすことになったりなどが挙げられます。
これらは双方にとって健康に良い行動です。煙草も運動習慣も、きっかけがなければ変更が困難なものです。よって、我々は猫に飼われることで健康になることがあるのです。
猫の言いなりになるのは要注意!
猫に飼われることで、生活習慣の改善や健康の促進に繋がるのであれば、続けてみることも良いでしょう。しかし、全てにおいて猫の言いなりになるのは要注意です。次に挙げる事柄は、猫と暮らす上で大切なことです。
- 愛猫の肥満は飼い主さんが責任を持って回避する
- 命に関わるほど危険なことはさせない
- 必要な甘えと勝手の区別をつける
愛猫が望むからと、その通りに食事や間食をさせていれば確実に肥満への階段を登ることになります。これは愛猫の命にかかわります。責任を持って肥満を回避しましょう。
そして、命に関わるほど危険な行動も阻止しなければなりません。普段から良好な関係を築けていれば、「ダメ」といえば危険と認識できるようになります。適度な甘えやワガママは必要です。ただし、好き勝手を許すばかりでは結果的に愛猫を傷つけてしまうので要注意です。
まとめ
今日のねこちゃんより:ジュエル / ♀ / 5歳 / ノルウェージャンフォレストキャット / 4.6kg
我々は、知らぬ間に猫に飼われているのかもしれません。普段はそれほど意識していなくても、いつの間にか生活の中心が愛猫になっています。
良い意味で猫に従い、尽くすことで不思議とポジティブになり、幸せになれることもあるのでしょう。猫との生活は大変なことも多いですが、家主が猫になるのも時には新たな発見に繋がることがあります。