ロシアンブルーの値段の相場は?飼育時にかかる費用など

ロシアンブルーの値段の相場は?飼育時にかかる費用など

ロシアンブルーの値段は一般的にいくらぐらいなのでしょうか?ロシアンブルーはエメラルドの瞳と、銀色に近い青色の被毛を持つ美しい猫です。優雅で上品な佇まいが魅力的なので、飼育してみたいと思う方も多いのではないでしょうか。今回はロシアンブルーの値段や、飼育時にかかる費用についてお伝えいたします。

ロシアンブルーの値段の相場

女性に抱かれているロシアンブルー

ロシアンブルーをペットショップで買うときの相場

ペットショップでロシアンブルーを購入する場合、子猫の値段は10万~15万円くらいです。ペットショップは生活の身近な場所にあることが多いので、気軽に子猫を見て回ることができます。お気に入りの猫をすぐに連れて帰ることができるのもメリットの一つですね。

ロシアンブルーをブリーダーから買うときの相場

ロシアンブルーの子猫をブリーダーから購入する場合、値段の平均は20万円です。ブリーダーから購入する最大のメリットは、子猫の両親猫や兄弟、育ってきた環境を確認できることです。ブリーダーからその個体特有の性格や育て方の注意点を聞くことができますし、引き渡し後も相談に乗ってもらうことができますよ。

ロシアンブルーに値段の差が生じる理由

子猫たちの世話をする母親のロシアンブルー

ロシアンブルーを購入する場合、ペットショップで買うのか、ブリーダーで買うのかといった販売元の違い以外にも、値段の差が生じることがあります。

被毛の色によっても変わる

ロシアンブルーの青く光沢のある被毛は、1本1本の毛に濃淡があるため、色合いの美しさによって値段が異なります。

ロシアンブルーの被毛はブルーのみが猫種として正式に登録されていますが、中には「ブルーポイント」と呼ばれる被毛の猫もいるようです。ブルーポイントとは、体全体が白い毛並みで、手足やしっぽ、鼻先、耳だけが青みがかった色をした被毛のことです。

ブルーポイントはロシアンブルーのミスカラーとされており、正式には登録されていませんが、希少であることから人気も高く、通常のロシアンブルーとの値段の違いはあまりないようです。

成猫は値段が安くなる

一般的に子猫の価格は生後2ヶ月頃が最も高値に設定されており、年齢が上がるに連れて価格が下がる傾向にあります。ロシアンブルーも例外ではなく、成猫の生体価格は子猫に比べて値段が安価となるようです。

キャットショーチャンピオンの血統は高値

ロシアンブルーの先祖がキャットショーで優秀な成績を収めた血統であるケースでは、値段が30万円を越えることもあります。血統書付きの場合、祖先の猫のデータや、キャットショーで獲得したタイトルなどが記されていますので、見せてもらうとよいでしょう。

病気を持っていると価格が下がる

何らかの病気を抱えている時は、平均価格よりもかなり低いことがあります。ペットショップやブリーダーに病気の有無をきちんと確認し、責任を持って飼育できるのかを検討してから購入しましょう。

アルビノやオッドアイの価格

アルビノやオッドアイの猫は、正式に認められておらず、キャットショーや繁殖には出すことができません。そのため一般的な価格よりも低く設定されていますが、希少な個体のために他のロシアンブルーと同程度か、それ以上の価格をつけている販売先もあります。

白い被毛を持つロシアンブルーは、ブルーポイント以外にアルビノであることが考えられます。アルビノとは先天的にメラニンが欠乏している遺伝疾患で、色素を持たずに生まれた個体です。アルビノの場合、目の色にも色素がないので、血管が透けて赤い色をしています。

ロシアンブルーは通常エメラルドグリーンの瞳をしていますが、まれに左右の目の色が違う「オッドアイ」を持つ個体もいるようです。オッドアイの猫は視覚障害や難聴といった障害をもつことがあります。

ロシアンブルーを飼うときにかかる費用 

散らばったコインを見つめるロシアンブルー

ロシアンブルーを飼育するためには、生体代以外にも費用がかかります。飼育する際に必要な初期費用についてご紹介いたします。

ワクチン接種代

猫が接種したワクチン代は生体代金に含まれず、別に請求される場合が多いでしょう。ロシアンブルーのワクチン接種代は病院によっても値段が違いますが、3種混合ワクチンで3千~5千円、7種混合ワクチンで5千~8千円ほどかかります。生後2~3ヶ月で1回目、1ヶ月程度をあけて2回目を行い、成猫になってからは年に1回接種します。

キャットグッズ

ロシアンブルーを飼育する際に必要なキャットグッズの費用として、4万~10万円ほど必要となります。トイレグッズや爪とぎ、食器類といったもの以外に、爪切りやブラッシングなどのケア用品も必要です。

運動量が豊富で、高いところが大好きなロシアンブルーのためにキャットタワーを用意してあげるのもよいでしょう。ロシアンブルーは運動が不足すると肥満になりやすく、肥満は糖尿病など、さまざまな病気の原因につながります。愛猫の健康のためにも、家の中で十分な運動ができる環境を作ってあげたいですね。

人見知りで神経質なロシアンブルーの性格の特徴をふまえ、安心できる居場所としてケージの設置をおすすめします。キャットグッズは種類も豊富で、値段もさまざまですので、お気に入りのものを見つけてくださいね。

キャットフード

キャットフードやおやつは、種類によって値段に差がありますが、1ヶ月に3千~4千円ほどかかります。ロシアンブルーのつややかな被毛を保つために良質な脂質や、筋力を維持するために必要なタンパク質を含んだフードを選んであげましょう。

その他

ロシアンブルーが動物病院で健康診断を受けた場合は5千~2万円ほどかかります。また病気で受診した場合は、自費診療となり高額な値段になる場合もあります。このためペットを飼い始めたタイミングでペット保険に加入される方もいますよ。ロシアンブルーに避妊や去勢手術を行う場合も費用が必要となります。

まとめ

こちらを見つめるロシアンブルーの子猫

輝くような美しい被毛を持つロシアンブルーは、販売場所や個体の特徴によっても値段が異なります。どのような猫を迎え入れたいのか、販売元にはどのようなサービスを望むのかといった点を整理しながら、お気に入りの猫ちゃんを探すとよいでしょう。

猫の飼育には生体代の他にも、生活用品などの初期費用や、フード代、猫砂といった生活費が必要ですし、病気にかかってしまった場合には、病院の受診料や病気のケアにもお金がかかります。

生体価格だけではなく、さまざまな費用についても考慮した上で、ロシアンブルーを家族の一員にしてあげてくださいね。

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