猫がシマシマになるのはどうして?
今日のねこちゃんより:はづき / ♀ / 1歳 / キジトラ / 3.5kg
猫って様々なカラーや柄、模様がいますよね。
代表的なのが白猫、黒猫、茶トラ、キジトラ、キジシロ、チャシロ、三毛猫、などサマザあげられますが同じ種類でも縞模様が違ったりなど本当に全く同じ柄、模様の猫とはなかなかいないものです。しかし、様々な猫を思い浮かべても身近にいる猫に「シマシマ」って多いですよね。
実はここまでも猫にシマシマが多いのは、」大昔の猫のルーツ」に関係があります。なぜかというと、現在のイエネコと呼ばれる前の大昔野生として猫が暮らしていたときの「イエネコの先祖」にはキジトラ柄の個体しかいなかったからです。
全ての猫がシマシマだったということです。つまり、現在のイエネコのルーツの毛色や模様はすべてキジトラだったということになります。いまのイエネコや現存するヤマネコのDNAを調べてみてもアフリカに生息しているヤマネコの亜種である「リビアヤマネコ」である可能性が高く、またそのリビアヤマネコもキジトラと似たような「シマシマ」模様なのです。
またエジプトでは、猫を宗教的に崇拝し遺体はミイラとして保存をしていました。このエジプトで発見猫のミイラを調査しても柄やカラーは若干違うもののリビアヤマネコと似たようなシマシマ模様のヤマネコだったのです。ですから、大昔の全ての猫が「シマシマ」だったので現存する猫もほとんどがシマシマになってしまうんですね。
シマシマじゃない猫ががいるのはどうして?
今日のねこちゃんより:ーク / ♂ / 2歳 / ブリティッシュショートヘア / 6kg
大昔猫のルーツはシマシマ模様だったということが分かりましたが、現在のイエネコには黒猫や白猫などシマシマ模様でない猫もいますよね。実はシマシマ模様でない猫や毛の長さが違う猫などもあるときに「突然変異」として生まれたようです。
そのシマシマ模様でない猫が現れたのは「約2000年前」と言われているようです。絵として記録が残っている最古の猫は白黒柄だったようで、6世紀頃にギリシャで書かれたようでした。
ですからこのくらいの時期に「アグーチ遺伝子」という猫の毛を一色に染めることができる遺伝子が突然変異によって発生したことでシマシマではなく黒猫や白猫が生まれることができるようになったようです。
実はもっと大昔からシマシマ以外の猫もいた
今日のねこちゃんより:ハッチ / ♂ / 3歳 / 黒ブチ / 3kg
シマシマ模様でない猫が現れたのは「約2000年前」と言われているようですが、実はそれ以前にもシマシマではない柄の猫は誕生していたという説はあるようです。
例えば、白黒ぶちや黒や白などの単色猫、三毛猫などがあげられシマシマではない遺伝子の猫も紀元前にはいたようなのですが「生き残ることができなかった」と言われています。
どうして生き残ることができなかっかというと、自然環境とはカラーが異なり目立ってしまうことでシマシマのようにカモフラージュができず「外敵に見つかって襲われてしまったから」です。
シマシマだと自然の景色に溶け込めますが、目立ってしまいますもんね。人間にイエネコとして飼われるようになってからは、シマシマでなくても生き残ることができるようになったのでさらに多様化をしました。
まとめ
今日のねこちゃんより:ネイ治郎 / ♂ / 1歳 / 茶トラ / 5kg
猫の大昔白猫や黒猫などの単色はいたようなのですが自然環境に馴染めずに外敵に襲われたために生き残ることはできず、リビアヤマネコなどのシマシマ模様がルーツになったことから現在のイエネコもシマシマ模様が多くなっているようです。いまはイエネコとして飼育されるようになり外敵に襲われることなく安全なので、様々な色や柄の猫を見ることができますね。