ペットショップにいる猫の値段は何で決まる?
皆さんは猫ちゃんとどこで出会ったでしょうか。野良猫からひろったり保健所や里親から引き取ったり、ペットショップで出会ったりなど、様々だと思います。
中でもペットショップでは、当然猫ちゃんには値段がつけられます。一般的には以下のカテゴリーにより値段が決められるといわれています。
- 性別
- 猫の種類
- 月齢
- 毛色や柄
- スタンダードの忠実さ
- 健康状態
- 販売されている地域
- 購入先
以上より、多くの項目から猫ちゃんの値段が決まります。
純血猫のお値段一覧
上記から猫ちゃんの種類だけでは値段が決まりませんが、一般的にどのような猫種が高価とされているのかをご紹介します。
ブリティッシュショートヘア(20万以上)
イギリス生まれで、この国では最古の品種の猫ちゃんといわれています。2世紀の農耕時代には、ネズミ取りの名人として活躍していました。
よってネズミや害虫などを捕まえるように品種改良が重ねられたため、体つきは筋肉質でスタミナもあります。もの静かで穏やかな性格をしており、その上とても賢い猫ちゃんです。
毛並みは綺麗でブリティッシュショートヘア特有の「ブリテッィシュブルー」の毛色をもつと少々値段が上がる傾向となります。
アメリカンワイヤーヘア(20万以上)
アメリカの猫種の代表の1種ともいわれるアメリカンワイヤーヘアは、体を覆う巻き毛が特徴です。
病気への抵抗も比較的高い猫ちゃんなので、飼いやすいともいえます。また春の換毛期をのぞけば、ブラッシングもあまりする必要がありませんので、手間もあまりかからない猫ちゃんです。
ロシアンブルー(15〜30万)
ロシアの北西部で生まれた穏やかで、静かな環境が好きな猫ちゃんです。瞳はエメラルドグリーンで耳はピンと立っている姿です。
その姿は気品があり、口元が微笑をたたえているように見えることから「ロシアンスマイル」という言葉もあるほどです。性格は飼い主さんに忠実で、犬のような部分もあります。
あまり鳴かず「ボイスレスキャット」とも呼ばれるほど鳴いても静かな声なので、集合住宅でも飼いやすいといわれています。
アメリカンカール(15〜30万)
愛情深く遊び心のある猫ちゃんです。シルクのような毛並み、表情豊かな瞳、カールした耳が特徴です。静かで賢い猫ちゃんではありますが、毛が長いためブラッシングは毎日必要といえます。
ペルシャ猫(15〜40万)
高価な猫ちゃんの1種として、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
キリストが誕生する数百年前から存在していたといわれている、歴史の古い猫ちゃんの1種です。高級感のある長い毛が特徴で、性格も愛くるしく遊び心ある猫ちゃんです。しかし長い毛は絡みやすく、毛玉もできやすいので定期的にブラッシングは必要です。
スフィンクス(20〜50万)
自然発生した遺伝子の突然変異により、「毛のない猫」として誕生しました。
見た目からは想像しにくいですが、健康で丈夫な猫ちゃんです。性格は遊び好きで、飼い主さんに構ってもらうことが大好きです。他に同居している犬などとコミュニケーションをとることも好きな方です。
一方で皮膚に皮脂がたまってしまう体質なので、対策としてお風呂に入れるなどすることは必要です。
ピーターボールド(35〜50万以上)
エレガントな猫ちゃんとして知られているピーターボールドは、毛がないもしくは桃のような優しい毛並みで知られています。
賢く静かで飼い主さんの膝の上でゆっくり休んでくれるような猫ちゃんです。しかし皮膚は敏感なので、外の紫外線による日焼けなどは注意しなければなりません。
ベンガル猫(20〜250万)
野性的でまだら模様の毛並みと、筋肉質の体が特徴的な猫ちゃんです。
活発で賢い性格ですが、好奇心が強すぎる面もあるため、突然水槽に飛び込んだりカーテンにぶら下がったりなど、留守番は少々難しいです。血統や毛並みが美しいベンガル猫ほど高値がつく傾向にあります。
サバンナ(100〜500万)
野生の血が濃く入っている猫ちゃんですが、犬のように忠実な面もあります。
アフリカで誕生し、子猫からしつけると人や他のペットと触れ合うようになります。しかし、慣れていないサバンナは人に対しうなり声をあげることもありますので注意しなければなりません。野生の血から力強くかつ素早い、そして活発な性格です。
アシェラ(250〜2000万)
希少な猫ちゃんのため高値がつきます。
アフリカのライフスタイルペッツ社により、年間5匹の子猫ちゃんしか作られないため希少性につながっています。14〜15キロと大きくユキヒョウを思わせるような模様が入っています。性格はサバンナと似ています。
まとめ
いろいろな猫ちゃんがいますが、後ろ3種はもはやすぐ手が出せないほどの猫ちゃんたちです。びっくりする価格ですが、予算があるなら一緒に暮らしてみると、何となくワクワクすると思われます。もし飼えることがあれば、世界中に間違いなく自慢できるでしょう。