キジ白の猫の性格
- 非常に賢く強い
- 野性的な部分が強く残っている
- 活発に動くことが好き
- 慎重で用心深い
- 心を許すと甘えん坊になる
キジ白猫の性格には元々の地模様である「キジトラ」猫の性格も出てきます。キジ白猫のキジ柄が少なく白が多くなるとメスは面倒見の良い性格に、オスはカラッと明るい性格になりやすいようです。キジトラは野生味の強いタイプと言われています。
非常に賢く強い
キジ白の猫はとても賢い性格です。警戒心の強いタイプと、愛想の良い好奇心旺盛タイプとに分かれます。キジ白猫が関わる人によって、出すタイプを使い分けているのかもしれません。これはキジ白猫の賢い性格のなせるわざでしょうか。キジ白猫は我慢強く忍耐強い部分もあります。
慎重で用心深い
慎重で警戒心が強く用心深いというキジトラの性格からキジ白猫の用心深さはきています。野生動物の被毛は「食べられないようにする」もしくは「狩りをしやすい」など各々の生活に根付いた柄を持っています。猫は狩る側の動物ですからキジ柄で獲物に近づくことが狩りに向いていたのでしょう。一つの狩りの失敗が生死に関わると潜在的に感じたためでしょうか、キジ白猫は「用心深い」と言われています。
活発に動くことが好き
基本的にトラ猫であるキジ白の猫は運動量が大変に多く活発に動きまわります。キジ白猫の身体は筋肉質で日本猫の代表的な体型である後ろ脚が強い特徴を持っています。
野性的な部分が強く残っている
まだ野良猫や野良犬が多く歩いていた頃のお話です。我々の小さな頃、近所を歩き回っていた猫の柄に、「キジトラ」や「キジ白」が多かった事が原因で、「野良猫は懐かない」というイメージが先行しているようです。しかし、元々どの猫も野生出身ですから、キジ白に限らず猫には野生的な部分が残ってはいます。
心を許すと甘えん坊になる
キジ白の猫は心を許すのに時間はかかりますが、野生味の強い猫ほど飼い主に心を開いた後はベッタリと甘えん坊の性格を出してくれるようです。猫らしい猫の性格のキジ白と言えますね。
キジ白長毛種はおっとり猫
キジ白の中でも長毛種の猫はおっとりしています。元々短毛種である猫は、環境に順応するために短毛から長毛になったと言われています。長毛種になる地域は極寒の地域が多く、食べ物も飲み物も少ない我慢の必要な地域です。キジ白猫の長毛種はキジトラの性格と長毛種の性格も混ざったハイブリッドな部分を持ち合わせています。
キジ白の猫の特徴
キジ白猫の毛色から察するにリビアヤマネコに近い?
砂漠出身のリビアヤマネコはイエネコの祖先と言われています。このリビアヤマネコにキジトラはそっくりなのです。砂漠では飲み物も食べ物もとにかく探すのが大変なのです。猫が飲み物を飲まなくても大丈夫なのは砂漠育ちが原因です。
そして狩りをするために猫は獲物が来るまで待機をしますが、周りと同化するためにキジトラのような自然にまぎれることができる柄になっていると言われています。
キジ白猫はお互いに壁がなくなれば仲良しになれる!
野生味が強いために、なかなかキジ白猫との距離感を縮めるのは難しいようです。しかし、無理に間柄を変えようとしても難しいのは猫とでも人間関係でも同じですよね。特にキジ白猫は賢い性格ですから、時間をかけてじっくりとお互いの生活スタイルを確立していけばいずれ仲良しになれるかもしれません。残念ですが抱っこの苦手なキジ白猫は多いようです。
キジ白とサバ白の違い
猫の被毛の柄や色の違いとは?
キジ白→鳥の雉の柄がベース
サバ白→魚の鯖の柄がベース
日本で一番多く見かけるのは「トラ猫」でしょう。地模様に縞が入るいわゆる「トラ柄」の入った猫とお伝えするとわかりやすいでしょうか。そのトラ猫も色により「キジトラ」「サバトラ」「赤トラ(茶トラ)」の三つに分けられます。
それぞれの柄の被毛に白い被毛が入ると「キジ白」「サバ白」「茶トラ白(茶白)」となります。白い部分が多くなると「白キジ」「白サバ」「シロチャ」などと言われることもあります。
キジ白猫の「キジ」は鳥の雉の地模様、サバは魚の鯖の地模様に似ていることからこの名で呼ばれています。キジトラはブラウンマッカレルタビー、サバトラはマッカレルタビーとも言われます。
猫の性格で見る違いとは?
キジ白猫もサバ白猫も警戒心が強いタイプです。サバ白は野生にはない柄なので、自分で身を守るタイプか人間に守ってもらうタイプかに分かれるようです。サバ白の猫の方が、キジ白猫よりやや飼い主に懐きやすい傾向があるようです。
まとめ
キジ白猫の性格や特徴、柄による違いについてお話をさせていただきました。日本でよく見かけることができるキジ白の猫、そういえば小さな頃父の実家にいた猫がキジ白でした。寺社でしたのでネズミ捕獲のために飼われた猫でしたが、白い部分が多くとてもおっとりとして我慢強い猫で可愛いというよりは大人っぽい猫でした。
ジャンボという名前でジャンボな心の持ち主でした。この子の母親は三毛猫でしたが、私に数年間で一度も姿をちゃんと見せたことがないくらいに用心深い性格でした。猫の色柄により性格が違うのは本当に興味深いなといつも思います。
皆様の愛猫も純血種、雑種と様々だと思いますが、色柄など分析していただき今後の愛猫との生活にお役立てくださいね。