猫のしっぽは種類によって違う？長い尾を持つ猫種の特徴を解説！

しっぽの長い猫の種類

ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェー生まれで、長毛、筋肉質、大型といった特徴があります。 コミュニケーションをとることが好きな明るい性格の猫ちゃんです。

ベンガル

ヒョウのような柄が特徴的で、見た目はワイルドチックですが、性格は穏やかでとっても社交的なんですよ。 また、水を怖がらない子が多いので、シャンプーも楽に出来ます。

シャム

タイの貴族に飼われてい た歴史をもつため、高貴なイメージがありますよね。 好奇心旺盛で警戒心も強い、猫の性格そのままというようなシャムちゃんですが、一度心を開けば飼い主さんに忠実です。

しっぽの長い猫の特徴

海外から来た品種に多い

しっぽの長い猫ちゃんは、海外から来た品種に多いです。
もともと猫の祖先、リビアヤマネコのしっぽは長く、江戸時代までは日本にいた猫もしっぽの長い子が圧倒的に多かったのです。しかし、猫又伝説のうわさが広がってしまい、その影響からしっぽの長い猫は嫌われ、代わりにしっぽの短い猫が優遇されるようになりました。なので、日本ではしっぽの短い猫が増え、海外ではしっぽの長い猫が増えていったと言われています。

好奇心旺盛で感情表現が豊か

しっぽの長い猫と短い猫で性格に違いはあるのでしょうか？ やはりそれぞれ個性というものがあるので、しっぽが長いからといって当てはまる猫ばかりではないですが、しっぽの長い猫は洋猫に多いということから

• 好奇心旺盛
• 感情表現が豊か

な子が多いと言えます。

好奇心旺盛

日本の猫ちゃんは、室内飼いより外飼い、あるいは野良猫といった外で生活する子たちが主で、それゆえ身を守るために警戒心が強い猫が多いのですが、海外は室内飼いをするのが一般的なため危険に晒される心配が少なく、物怖じしない好奇心旺盛な性格になったと言われています。

感情表現豊か

猫のしっぽはたくさんの機能があり、そのうちの一つとして、感情を読み取る目安として大変役に立ちます。猫はしっぽに感情がダイレクトに現れるので、しっぽをみれば喜んでいるのか、はたまた機嫌が悪いのか一目でわかるのです。

ですので、単純にしっぽの短い猫より長い猫のほうが読み取りやすいというわけです。ただ、しっぽの長い猫ちゃんは素直な面を持ち合わせている子が多いので、より分かりやすいというのもあるかもしれません。

なぜ「長いしっぽの猫」と「短いしっぽの猫」がいるの？

優勢遺伝子と劣勢遺伝子

しっぽの短い猫は突然変異で生まれました。 もともと猫はしっぽの長い生き物なので、いくら優遇されたとはいえそこまでしっぽの短い子ばかり増やすのは難しいのでは？と思われるかもしれません。

遺伝子には優勢遺伝子と劣勢遺伝子があり、

• しっぽの短い子は優勢遺伝子
• しっぽの長い子は劣勢遺伝子

となります。
短い＋長いだと短い子が生まれやすくなるのです。 なので、しっぽの短い猫も繁殖を続け増えることが出来たということですね。

生存競争に勝った

ではなぜしっぽの長い猫も未だ日本にたくさん存在するかといいますと、猫にとってしっぽはとても重要な役割をたくさん担っています。 しっぽか短いことによって不便な部分が多少なりともあるのでしょう。 しっぽの短い猫ちゃんが優勢遺伝子にも関わらず生存競争に負けたのは、やはり生きるうえで必要なものは自然と残るように出来ている、ということなんだと思います。

病気というわけではない

ちなみに、しっぽの長い短いはこういった遺伝子からくるものなので、長過ぎる、または短過ぎるから病気ということはありません。もちろん人間に感染するといったこともありませんのでご安心下さい。

世界一しっぽの長いギネス記録の猫

アメリカミシガン州サウスフィールドに住むメインクーンのシグナスさん。しっぽの長さはなんと、44.66cmもあり、世界一しっぽの長い猫としてギネスに認定されました。普通の長さの猫ちゃんは20cm〜30cmほどと言われているのでどれだけ長いかがわかりますね。

しかもシグナスさんはまだ1歳、メインクーンは大型猫さんなので、まだまだ成長の真っ最中。身体が大きくなれば、またしっぽも成長するということなので、もしかしたらまだ長くなる可能性を秘めています。

まとめ

しっぽの長い猫ちゃんのこと、分かって頂けましたでしょうか？しっぽが長い、短いで違いが出るというよりかは、海外での生活に染まっているか、日本の生活に染まっているかで大きく変わるようです。また、子猫の時の環境で性格は変わったりもしますので、しっぽが長くても短くてもそれはそれで個性として楽しまれると良いと思います。