驚愕!海を器用に泳ぐ猫たち
「猫は水が嫌い」という常識からかけ離れた、海で泳ぐ猫たちを、ご紹介しましょう。
有名猫ニャン吉の華麗なスイムスタイル
旅をする猫として有名なニャン吉。生後4ヶ月の頃から泳いでいたようですが、成猫となった今でも、全く水を嫌がらずにスイスイと華麗な泳ぎを披露しています。いや〜見事です!
泳ぐ猫として知られるネイサン
オーストラリアに住むネイサンは、海で泳ぐのが大好きな猫として、知られています。元々は保護猫だったネイサンですが、今の飼い主さんに飼われるようになり、アウトドア派の飼い主さんが、子猫の頃から一緒に海に連れて行っていました。
特別飼い主さんがネイサンに、海での泳ぎをトレーニングした訳でもなく、海に入ることを強制している訳でもないのですが、ネイサンは海で泳ぐのが大好き!浜辺に寄せる波にも、果敢にジャンプで入って行きます。でも、穏やかな海が一番好きなのだそう。海で泳ぐのが楽しい!という気持ちが、ネイサンの泳ぎから伝わってきます。まるで犬のような、ネイサンなのでした。
釣りをしていたら子猫が釣れた!
ボートで釣りを楽しむ男性たち。そこへ現れたのは・・・にゃんと、子猫!一生懸命に泳いで、ボートまでたどり着きます。優しい男性は、子猫をボートへと引き上げました。びっくりする男性たちですが、辺りを見回すと・・・?続きは動画で、お楽しみください。
プールで上手に泳ぐ猫
綺麗なプールで優雅に泳ぐ猫ちゃん。泳ぐことを楽しんでいるようにも見えます。泳いでいる途中で飼い主さんに撫でられてもへっちゃら!長いしっぽがゆらゆら…気持ち良さそうです。
なぜ猫は海で泳ぐのか?
猫が海で泳ぐのには、以下の理由が考えられます。
- 個体によって
- 子猫の頃から慣れている
- 必要に迫られて
- 野生の血が入っているから
個体によって
猫が海で泳ぐのには、個体差があります。海に限らず、水やお風呂が平気な猫は存在しますので、猫が海で泳ぐのには、かなり個体差があるとみて良いでしょう。
子猫の頃から慣れている
子猫は、周りの環境に対して柔軟に成長していきます。その事から、子猫の頃海に触れる機会があり、海には入るものだ、と思っていると、自然と泳ぐようになると考えられます。
前項でご紹介した泳ぐ猫のネイサンは、飼い主さんに連れられて、子猫の頃から海へ遊びに行っていました。親代わりの飼い主さんが海で泳ぐのを見て学び、自らも泳ぐようになった可能性が高いです。ちょうど親猫が狩をするのを見て子猫が狩りの仕方を覚えるのと、同じような感覚ではないでしょうか?
必要に迫られて
どうしても泳がなければいけない状況に追い詰められた時、猫でも泳ぐことがあるようです。泳がなければ命が危ない、となれば水が嫌いだどうこうとは、言っていられませんものね。
野生の血が入っているから
猫の種類によっては、祖先に野生の猫の血が入っていることがあります。例えばヒョウやヤマネコなどは、泳ぎが得意な動物もいるため、そのような泳ぎが上手な野生猫の血が入っていると、泳ぐのが当たり前、という場合も。
海や水が好きな10の猫種
泳がないと思われている猫ですが、実は海や水が平気で、逆に好きだという驚きの猫種もいるのです。ただ、個体差がありますので、ご紹介する猫種の猫、全てがそうだとは限りません。決して無理に、海などで泳がせることは避けてください。海や水が好きな猫種は、以下の通りです。
- ターキッシュバン
- ターキッシュアンゴラ
- メインクーン
- ベンガル
- アメリカンボブテイル
- ジャパニーズボブテイル
- アビシニアン
- マンクス
- ノルウェージャンフォレストキャット
- サバンナ
ターキッシュバン
トルコのバン湖地方原産のターキッシュバンは、「Swimming Cat」いわゆる「水泳猫」として知られている猫種です。一般的な猫の被毛は油分が少ないため、水に濡れると乾きにくいのですが、ターキッシュバンの被毛は油分が多いため、水を弾きやすいのです。上記の動画でも 、メルリンと名付けられたターキッシュバンが、スイスイと泳ぐ様子が記録されています。
ターキッシュアンゴラ
イギリス原産のアンゴラもまた、水が好きな猫種と言われています。シンクの水で遊んだり、シャワーの音がすると近づいて行ったり、屋外では、池や川で泳ぐ姿が目撃されています。
メインクーン
大型猫として知られるメインクーンも、個体によって海や湖などで泳ぐのが好きな猫がいるようです。メインクーンの被毛は水を弾く、と言われています。ですから、水に濡れても平気なのでしょう。
ベンガル
ヒョウのような模様が美しいベンガルですが、アジアンレオパードというヤマネコの血が入っているせいか、泳ぐことができます。アジアンレオパードは泳ぎが得意ですから、祖先の血を受け継いでいるようです。
アメリカンボブテイル
尻尾が短いアメリカンボブテイルですが、この特徴的な尻尾は突然変異なのだそう。突然変異によって尻尾だけではなく、水も好きになったという説があります。水で遊んだり、しつけが入りやすかったりする事から、犬のような猫、と言われる事があります。
ジャパニーズボブテイル
ジャパニーズボブテイルもまた、水が好きな猫種と言われています。魚の泳ぐ水槽や鯉を泳がせた池などは特に、ジャパニーズボブテイルが入らないように注意しましょう。蛇口も、勝手に栓を開けていないかチェックが必要です。被毛は水を弾きます。
アビシニアン
エチオピア原産のアビシニアンですが、やはり泳ぎが得意です。動画でも、飼い主さんの背中から見事にジャンプし、海へIN!満足そうににゃあにゃあと鳴きながら、水泳を楽しんでいます。家庭では、蛇口の開け方を覚えてしまうことがあるようなので、注意しなければいけません。
マンクス
マン島から来た尻尾に特徴があるマンクスですが、この猫種も水を嫌がらない猫が多いようです。水皿に手を入れるのは当たり前、時には飼い主さんのシャワーに一緒に入ることも(笑)。動画でも、臆せずに器用に泳いでいます。
ノルウェージャンフォレストキャット
メインクーンの親戚だからか、ノルウェージャンフォレストキャットも泳げる猫と言われています。ほわっほわな被毛は水を弾くようで・・・残念ながら泳いでいる動画は見つかりませんでしたが、一度見てみたいものです。
サバンナ
サバンナは、野生のサバンナとイエネコを交配させた猫種です。その為か水に入って魚を獲ることもできます。動画でも、家のお風呂ですが、普通に泳いでいます。普通の猫は水を嫌がることを教えたら「えっ!猫って水嫌なの?」と、逆に驚きそうな雰囲気です(笑)。
まとめ
海で泳ぐ猫、意外と多いですね。海や水が好きな猫種もこんなにいるのなら、もはや「猫=水嫌い」とは言えない気がしてきます。でも、海や水が嫌いな猫も多いので、面白半分で海などに入れるのは、絶対にやめましょう。愛猫が入りたそうにしていたら、それはOKだと思います。ぜひ愛猫の華麗な泳ぐ姿を、堪能されてください!
40代 女性 かなこ
真夏にぬるま湯で、2匹で泳いだり水遊びをすることが日課になりました。
冬になると私たちがお風呂に入っていると、一緒に入りたいと走ってきます。
なんとも、平和な時間です。