毛の変わる猫にはどんな種類がいる?
シャム猫
シャム猫は子猫の時は真っ白ですが、成長するにつれて体の先端に黒い色があらわれてきます。これはポイントカラーと呼ばれる猫に見られる特徴です。他にもシャム猫のような色のあらわれ方をする猫には、ラグドールやヒマラヤン、トンキニーズなどの猫がいます。
チンチラペルシャ
チンチラペルシャはシルバーとゴールドの毛色で、瞳は緑と青をしている猫です。このように美しい色のチンチラペルシャですが、子猫の時はティッピングと呼ばれる、しっぽなど体の一部が色づく現象が見られます。
ロシアンブルー
ロシアンブルーは青みがかったグレーの被毛を持った猫ですが、シャムやチンチラペルシャほどではないものの、被毛の色変化があるとも言われています。ロシアンブルーの被毛は成長すると全体的にピンクがかったラベンダーのような色を帯びてくることがあるそうです。
他にもある猫の毛色の変化
このように特定の種類の被毛が時と共に変化することもありますが、純血種でない猫にも毛の色の変化が見られることもあります。例としては白がクリーム色や茶色っぽくなる、黒が黒茶になる、オレンジと白の2色がオレンジのみになるなどといったことのようです。
猫の毛の色が変わるのはどうして?
サイアミーズ遺伝子によるもの
猫の毛の色が変化する理由については全てが共通しているわけではありませんが、いくつかの理由があります。例えばシャムをはじめとするポイントカラーの毛色の猫達は、サイアミーズ遺伝子というものを持っていて、これが母猫と父猫の両方から受け継がれることで色素の出方が抑えられ白い体の色になります。
しかしこの遺伝子は冷たいところで正常に作られるという特徴を持っているため、体は白なのですが、体温の低い、鼻、耳、四肢の先などは普通に黒が出た毛色になるのです。
季節の変化
このことは生まれながらの遺伝子的な面でもそうですが、季節の変化によっても夏は濃い部分が薄くなる、冬は濃い部分がさらに濃い色になったりします。また、季節変化のよって毛の量が増し、全体的に濃い色になるということもあるようです。他にも年と取ると体の色が薄くなる傾向があるようです。
こんな不思議な色もキメラ猫
キメラとは神話でいくつもの動物をかけ合せてできた生物のことですが、そんなキメラのようだと称される毛色の猫がいます。フェイスブックなどで有名になったビーナスという名の猫は、左右の毛色と目の色が異なる不思議な猫です。
ビーナスは顔の半分は黒で目が緑、そしてもう半分はオレンジの縞模様で青い目です。この毛色は2つの受精卵が結合し、両方の毛色の遺伝子を持ち合わせたことで生まれるそうです。このように猫の毛色は時間による変化以外にも、他にも不思議な部分がたくさんあるのです。
まとめ
いかがでしたか?猫の毛は遺伝、年齢、温度、量など様々な理由で変化するようです。猫は可愛いだけでなくとても神秘的な生き物という気がしますね。毛の色以外にも目や肉球にも色変化の秘密があるそうですよ。