大人になっても小さい猫9種類!飼う時の注意点も解説

大人になっても小さい猫9種類!飼う時の注意点も解説

大人になっても小さめの猫は飼いやすいとも言われ、これからペットを飼おうとしている人にも人気があります。そんな小型猫の猫種・特徴やメリット、飼う時の注意点をまとめました。

小さい猫の特徴

眠る子猫

大人になっても小さい猫は、いつまでも小柄な子猫のようでかわいい外見をしています。一般的な猫は成猫であれば体重が4〜5.5kgぐらいなのに対して、小さめの猫は2〜3kg程度しかなく、一回りほどサイズが小さい体をしています。

雑種でも生まれ持って小さめに生まれた猫や、少食で体力のない猫の場合、無事に大人になっても2.5〜4kg程度です。傾向としては、小さめの猫種は純血種だと短足で体高も小さめ、短毛種の猫がほとんどです。長毛種ではマンチカンが小型猫として有名です。

平均寿命も家猫として育てれば、一般の猫とそれほど変わりがなく平均15年、もしくはそれ以上長生きしてくれるでしょう。また、症例は少ないですが「小猫症(ドワーフキャット・別名子猫症)」というホルモン異常による疾患のため、大人のように成長しない猫も存在します。

小さい猫を飼うメリット

首をかしげる子猫

一般的な猫よりはサイズが小さいため、非常に飼いやすいです。鳴き声が小さめで餌の量も少なめです。走ったり飛び降りたりする音もそれほど大きくないので、あまり騒音を気にする事なく飼う事ができます。賃貸でも、ペット可の物件であれば許可を得られやすいです。

走り回る行動範囲もせまいので、せまい部屋で飼っても猫がストレスを感じる事がありません。猫のサイズ感による理由や、一般的なサイズの猫にはないメリットがいくつもあります。

小さい猫は鳴き声や歩く音が小さい

一般的に小さい猫は鳴き声や歩く音が小さいので、集合住宅に住んでいる場合も飼いやすいのが特徴です。体重が軽く、走り回って遊んだり高い場所から飛び降りた音もそれほど響かないので、下の階に迷惑がかかる心配が少ないです。

食事などの費用が抑えられる

体が小さいので食べる餌の量も少なめです。食費もそれほどかからないし、一匹で飼う場合、ケージも小さめ良いのがメリットです。また、排泄量も少なめでトイレのお手入れも簡単に済ませられます。

他には、高すぎる場所に登ると危険なので、キャットタワーもそれほど高いものを準備しなくても良いでしょう。一般的な猫に比べると、トータルでの飼育費用が抑えられます。

狭くても飼いやすい

一般の猫であれば、「3部屋あってもまだ狭い」と言われているのに対し、小さい猫も活発ながらも短足であることが多く、それほど行動範囲は広くなくても良い傾向にあるので、一人暮らしで狭いスペースの部屋であっても問題がありません。狭い部屋でも猫を飼いたい人にとっては、小さい猫は両者がストレスない生活を送れるので最適な環境と言えます。

2~4kgの小さい猫9種類

振り向くシンガプーラ

生育環境に個体差があるとはいえ、小型の猫種は多くあります。小型猫独特の可愛らしさのために、交配により生まれた猫種も多いです。ここでは、成猫で2〜4kgの猫種を「一般的な猫種」「短足種」「無毛種」などカテゴリー別に挙げてみました。

一般的な小さめの猫種

シンガポールで発見された「シンガプーラ」は耳と目が大きいのが特徴で、体重2〜3kgで性格もおとなしいながら甘えん坊で活発に遊ぶ、アーモンドアイが可愛らしいルックスの猫です。別名「小さな妖精」と言われています。

「トンキニーズ」はポイントカラーが特徴の体重2.8〜5. 8kgです。人懐っこく天真爛漫な性格をしていて、小柄ながらがっしりした体がかわいい猫です。

原産国がイギリスの細身の黒猫「ハバナブラウン」は2.7〜4kgとかなり小柄です。愛情深く、遊び好きでかまって欲しがりな反面、嫉妬しがちな性格をしているのでコミュニケーションの時間が長く取れる人向きの猫です。運動が大好きで高所も大好きです。

短足の小さめ猫種

個体数が少ない「スクークム」は泣かない猫と言われている、カール皮毛が特徴の猫です。友好的で落ち着いた性格をしています(2.5〜4.5kg)。

無毛の小さめ猫種

陽気な性格をした「バンビーノ」は2. 4~4kgの無毛種です。毛のないスフィンクスと短足のマンチカンの交配種のため、特徴を受け継いでいます。直射日光が苦手です。気温の変化に弱く、皮脂が溜まりやすいので定期的に猫用シャンプーで綺麗に洗い直してあげる必要があります。

マンチカン・スフィンクス・アメリカンカールの特徴を受け継いだ、「ドウェルフ」
は2~3kgと小柄の無毛猫です。先っぽが後ろ側にカールした耳と短足が特徴です。活発で人懐っこく、好奇心もあるのが特徴です。動きも機敏な猫です。

飼うのが困難な希少猫種

現実的には飼うのが難しい希少品種も存在します。「クロアシネコ」は南アフリカに生息している絶滅危惧種の猫です。1.6kgしかなく、完全に野生です。茶色に黒の豹柄をしています。性格もワイルドで体よりも大きな動物の頸動脈にも噛み付くほど気が強すぎる性格をしています。

他にも、イエネコの中では世界一最小であるが希少なため数百万円の価格がつく「スキフトイボブテイル」は1.7〜2kgです。個体数が少なめで値段も高めですね。一般的には飼育できないが、このような小さい猫が存在します。

  

小さい猫を飼う時の注意点

ケージの上でくつろぐ猫

体のサイズが小さめの猫を飼う時は、平均的な大きさの猫と同じようにお世話すれば良いのですが、気をつけなければならない点も出てきます。

例えば、猫が小さいがゆえに気配に気が付かず踏んでしまったり、小さい体が挟まったり、隠れたら見つけにくくなる、などです。また、短足の猫種も多いので高いところが好きとはいえ、怪我の注意も必要です。体調管理にも気を使ってあげなければならない理由もあります。

踏んだりドアに挟んだりしないように注意する

なにぶん背丈が小さいので、人間の視界に入りづらいです。飼い主が猫の存在に気が付かずに、足元やドアの近くに猫がいることに気が付かず、体を踏んでしまったり尻尾や首をドアに挟んでしまったりする事故が起こりやすくなります。

肥満にならないよう体重管理を徹底する

小型の猫は体高も小さいまま生猫になりますが、食いしん坊な子や運動が嫌いな猫だと、丸々と太りやすくなります。肥満になると関節を痛めやすいなど、病気のリスクも高まります。定期的に体重を測ったり餌の量を調整してあげたりして、あまり増えすぎないように管理してあげる必要があります。

高いところからの落下事故に注意する

小さい猫はマンチカンなどの短足種であることも多く、落下してしまった時に短い足で着地すると衝撃も強くなるため、怪我の危険が高いです。それに体自体が小さめだと、一般的な大きさの猫以上に落下事故によるダメージが強いので、猫があまり高いところに登らないような工夫が必要となります。

万が一落ちても怪我をしないよう、あらかじめ登らないように障害物を設置したり、床部分にクッション材を敷き詰めたりといった工夫をしましょう。また、高い場所で怖がっていたら無理に飛び降りさせないなど、配慮してあげましょう。

狭い隙間の事故に注意する

猫全般に言える事なのですが、思わぬ隙間空間に入ってしまう事があります。猫が隙間に入ってしまうのは理由がいくつかあります。「体力の温存などの身を守るための本能」であったり、「獲物を取るために観察するための行動」として備わっている習性でもあります。

小さい猫は気が付かない間に家具の隙間や電化製品の後ろなど、危険な場所にも平気で入り込んでしまいます。注意したいのは、怪我や窒息、閉じ込めや圧迫、飼い主さんがドアを開けた隙を狙っての脱走の危険性です。

安心する空間が欲しいという理由で狭い空間に入っている場合もありますが、特に飼い主さんが出かける時は、入り込まれそうな隙間の前に大きめのものを置いてガードしたり、入られないように入口をロックするなど対策をしておきましょう。

いたずらに気をつける

猫は好奇心が旺盛なので、何でも触りたがります。棚の上やテレビ・PC周りはこまごまとしたものやコードが多く、噛んで引っ張って薄型の機器を倒してしまわないように特に気をつけましょう。

体も小さいので、感電や怪我などの事故があった場合はダメージも大きいはずです。いたずらなどによる事故があれば、すぐに病院にかかりましょう。

寒さ対策をしてあげる

小さくても寒さに強いヒマラヤンやペルシャなどの猫種もいますが、祖先が砂漠地帯に生息していた猫は、一般的に寒さに弱いと言われています。特に痩せ型の猫や、生後まもない子猫、介護が必要になる老猫はさらに寒さに弱いため、配慮が必要です。

小さめの猫は大きくなっても体は小さいままなので、中には体温調節が上手ではない子もいます。冬場は暖房の循環を良くするサーキュレーターを使って、暖かい環境を作ってあげると良いです。

また、温かめの素材が使われているキャットハウス・ペット用の暖房グッズを使って居心地の良さをキープしてあげると良いでしょう。その際は使いすぎによる低温やけどには注意してあげてください。

まとめ

首をかしげる猫

大人になっても小さい猫は、いつまでも子猫みたいで愛くるしいものです。鳴き声も小さめで、遊微回る範囲もせまくてすみ、キャットタワーから飛び降りてもそれほど音がうるさくないため騒音を気しません。また、餌代もそれほどかからずに飼う事ができます。狭いスペースを確保すれば飼えるので、飼いやすいといえます。

しかし、平均的な大きさの猫よりも気を付けてあげるべき点がいくつかありました。人間の赤ちゃんのように思わぬ事故や体温調節への配慮が必要となってきます。事前に小さい猫の習性を理解し、しっかり環境を整えてから好みの子を迎えましょう。