鯖猫（サバ猫）とはどんな猫か 毛色や性格について

鯖猫とは

• 鯖猫とは：被毛が灰色で黒い縞模様の入った猫
• 英語ではシルバータビーという
• アメリカンショートヘア：クラシックタビー
• 雑種：マッカレルタビー

鯖猫とは、被毛が灰色のベース色に、黒い縞模様の入った猫のことです。シルバータビーとも言い、純血種ではアメリカンショートヘアに多い柄です。

雑種でも鯖猫はいますが、アメリカンショートヘアの縞模様はクラシックタビーと呼ばれる渦巻きのような特徴があるのに対し、雑種の鯖猫の模様はマッカレルタビーという縞模様が多いです。

鯖猫と呼ばれる理由

なぜ鯖猫と呼ばれるのかは、被毛が魚の鯖に似ているからだそうです。確かに鯖はシルバーのベース色に黒っぽい縞柄が入っていますので、似ていると言えば似ています。

先にご紹介した「マッカレルタビー」の「マッカレル」は、英語で鯖を意味しています。

この鯖猫、日本でもまぁまぁ見かけます。人によっては鯖猫より、「サバトラ」と言った方が、通りが良いかもしれません。白い被毛が混ざっている鯖猫を「サバ白」という呼ぶことも。

抜けるようなシルバーの被毛が美しい鯖猫とは、一体どんな猫なのでしょうか？

鯖猫の毛色の種類

• シルバーマッカレルタビー：淡い灰色
• ブルーマッカレルタビー：灰色の毛色が濃い
• ブルーシルバーマッカレルタビー：混ぜ合わさった色

ひとくくりに鯖猫と言っても、色の種類がいくつかあるようです。代表的な淡い灰色の「シルバーマッカレルタビー」と、ベースとなる灰色の毛色が濃いめな「ブルーマッカレルタビー」、シルバーとブルー両方が混ぜ合わさった「ブルーシルバーマッカレルタビー」です。

猫の被毛のカラー「シルバー」と「ブルー」の違い

シルバーとブルーの違いは明確には分かりませんが、淡いのが「シルバー」で、濃いめで青みがかっているカラーが「ブルー」と分けられているようです。

明るい印象のシルバーと、少し重みのあるブルー、どちらも素敵なカラーです♪

鯖猫の2種類の性格

猫の性格の事なので、一概には言えませんが、鯖猫の性格は、2パターンに分けられるそうです。「警戒心が強くて神経質なタイプ」と「人懐こくて明るいタイプ」です。

警戒心が強く神経質な鯖猫

鯖猫は、茶色いキジ猫が変化した猫だと言われています。キジ猫の遺伝子に何らかの変化が加わり、灰色の鯖猫が誕生した、という訳です。

猫は割と突然変異が生じる動物なので、あり得なくはありません。また、外国から入ってきた猫種との交配で、鯖猫が生まれた可能性も考えられます。

いずれにせよ鯖猫の起源ははっきりとは分かりませんが、野性的なキジ猫がベースになっている為、警戒心が強く神経質な性格をしていると言われています。

このタイプの鯖猫は、慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、一度心を開いてくれれば、甘えん坊な性格に早変わりする可能性があります。そうなれば、とても可愛い愛猫になってくれそうです♡

人懐こくて明るいタイプ

一方で厳しい自然界を生き抜くため、人に守って貰おうとした鯖猫もいたようです。猫持ち前のマイペースさで、危ない時やお腹が空いた時だけ人家に上がり込み、遊びたい時は外にでて思いっきり走り回るなどして、暮らしていたのかもしれません。これは猫が持つ賢さですね。

ですから、人間を見ると可愛らしくすり寄り、愛情を受けて生きてきた可能性も考えられます。このような鯖猫が生きる背景から、性格が二極化していったのではないでしょうか？

ただ、性格はあくまでも傾向であって、必ず鯖猫がどちらかの性格をしている、という事ではありません。あなたのお好みは、どちらの鯖猫でしょうか？

まとめ

• 鯖猫とは：被毛が灰色で黒い縞模様の入った猫
• 鯖猫と呼ばれる理由：被毛が魚の鯖に似ているから
• アメリカンショートヘアに多い柄
• シルバーマッカレルタビー：淡い灰色
• ブルーマッカレルタビー：灰色の毛色が濃い
• ブルーシルバーマッカレルタビー：混ぜ合わさった色
• アメリカンショートヘア：クラシックタビー
• 雑種：マッカレルタビー
• 鯖猫の性格：警戒心が強く神経質な鯖猫
• 鯖猫の性格：人懐こくて明るいタイプ

光り輝くような灰色の被毛を持つ鯖猫。日光に照らされると、白く抜けて綺麗です。濃過ぎないカラーが、上品でもありますね。純血種の鯖猫も良いですが、里親募集をしている雑種の猫もたくさんいます。

もし鯖猫を飼いたいと思った時は、探してみると良いのではないでしょうか？きっとあなたのお迎えを、待っていますよ♪