灰色の猫の種類とそれぞれの特徴

灰色の猫の種類とそれぞれの特徴

全身が灰色の猫と言えば、人気のロシアンブルーやシャルトリュー、コラット、ブリティッシュショートヘアーなどが挙げられます。日本では見かけることが少ないですが、雑種でも灰色の猫はいます。灰色の猫にはどんな特徴があるのか、なぜ灰色の被毛になるかなど、解き明かしていきます!!

灰色の猫とは

抱っこをされている灰色のブリティッシュショートヘア

灰色の猫には前述したように、主に4種類の純血種と雑種の猫がいます。そのつややかな被毛と美しい目とのコントラストに、魅力を感じる人も多いでしょう。また、灰色の猫は全体的に穏やかでおっとりしているので、飼いやすいという点も人気の秘密です。

猫界では「灰色の猫」と言うよりも「ブルーキャット」と言った方が通りやすいかもしれません。猫界では灰色の被毛の事を「グレー」と表現するのではなく、「ブルー」と呼ぶからです。実際に青い被毛な訳ではないので、少々ややこしいですが、知っていると猫通っぽいですね!

灰色の猫たちの種類と特徴

本棚の前で伏せている灰色のシャトルリュー

それでは灰色の猫たちについて、詳しく見ていきましょう♪将来、あなたのパートナーになる猫が、いるかもしれません!

ロシアンブルー

灰色猫の代表格とも言えるのが、ロシアンブルーです。目はエメラルドのように透き通ったグリーンをしており、灰色(ブルー)の被毛と良くマッチしています。その起源はロシアにあるアルハンゲル島原産という説と、ロシアの港であるアルハンゲリスクからイギリスなどに連れてこられた、という説があります。

戦争で数が激減したため、戦後にブリティッシュショートヘアとブルーポイントのシャム猫が交配されて、その種を保ちました。また、白や黒単色の個体もいて、それらを総称して「ロシアンショートヘア」と呼んでいます。

性格は子猫の頃は甘えん坊な傾向がありますが、成猫になると独立した、マイペースな猫になるようです。プライドが高く嫉妬深い面もあり、猫らしさ満点です。ボイスレスキャットと言う別名もあり、あまり鳴かない猫としても知られています。そのため、日本の住宅事情には合っている猫と言えます。

ブリーダーやペットショップでも見かけますが、価格は10万円~30万円程度が相場のようです。里親募集もしている事が多いので、飼いたい場合は是非探してみてください。

シャルトリュー

フランスの猫として知られるシャルトリューは、少々体の大きめな美しい猫です。シャルトリューの祖先は、シリアから船に乗ってきたと考えられています。第二次世界大戦により数が激減し、灰色(ブルー)のペルシャとブリティッシュショートヘアとの交配によって保たれてきました。

目はゴールドかカッパー色で、とても印象的です。性格は穏やかで、多くの著名人にも愛される、人気がある猫種です。ブリーダーやペットショップでも見かけますが、それほど頭数は多くありません。価格は20万円~30万円程度です。里親募集はほとんど見かけませんので、もしシャルトリューと一緒に暮らしたい場合は、購入することになりそうです。

コラット

タイ原産の猫種で、アユタヤ王朝の書にも記述があるほど由緒正しい猫です。ロシアンブルーにそっくりですが、被毛がシングルコートなので体に沿って生えており、目はエメラルドグリーンよりも淡い、ペリドッドのような色をしています。その由緒正しさからかプライドが高い面があり、自分が中心になりたがる傾向があります。猫らしいと言えば、猫らしいですけれどね!

日本ではあまり頭数が多くなく、ブリーダーも限られています。ですから、飼いたい時は、さっそく問い合わせを行った方が良いでしょう。価格は15万円程度が相場のようです。里親募集もめったにありませんから、見つけた時は運命だと思いましょう!尚、先にご紹介した「ロシアンブルー」と「シャルトリュー」「コラット」の3猫種で、「ブルー御三家」と呼ばれています♪

ブリティッシュショートヘア

不思議の国のアリスに出てくる「チェシャ猫」のモデルになったと言われる、ブリティッシュショートヘア。代表的な毛色は灰色(ブルー)ですが、戦時中の減少で異種交配を重ねた為、現在では様々な毛色が存在します。色々なカラーが楽しめる猫種とも言えます。

性格は猫らしく自立心旺盛でプライドの高く、威厳があります。元々ネズミ捕りが得意な猫種なので、遊びが大好きです。時間をとってたくさん遊び、ご機嫌を取りましょう。

日本でも割と見かけることが多いので、ブリーダー・ペットショップ共に、安定した頭数がいます。価格は数万円~30万円程度が相場のようです。里親募集をしていることもありますので、要チェックです!!

灰色の猫が生まれる理由

DNA医療の背景

実は、灰色の猫がいるのには、「ダイリュート遺伝子」が関係しています。ダイリュートとは英語で、「薄める」という意味です。ブラックが薄まって灰色(ブルー)になる為、灰色の猫が生まれるのです。猫界で灰色の毛色をブルーと呼ぶのは、このダイリュート遺伝子によって薄まった黒色を「ブルー」と呼ぶ、と決まっているからなのです。

ダイリュート遺伝子は両親から1つずつ貰い、2つ揃わないと発現しないので、実は結構珍しい毛色なのです。尚、レッドがダイリュート遺伝子によって薄まった場合は、「クリーム」になります。薄茶色の猫、いますよね。三毛猫でも少々薄めな、ダイリュート三毛猫がいます。野良猫にもダイリュートされている猫がいますので、探してみると面白いかもしれません☆

まとめ

二匹の寝ている灰色のロシアンブルー

爆発的に人気が出る、というよりかは安定した人気のある灰色猫。私も以前、ペットショップで見かけた事がありますが、ガラスに顔をぺったりとくっつけてリラックスしていました。近くに寄ると、目だけ動かしてこちらを確認…。その様子から、マイペースさが伝わってきました(笑)。コラット以外は日本でも手に入りやすいようなので、いつか一緒に暮らせたら良いな、と個人的には思う猫です♪

投稿者

40代 女性 ママにゃん師走

灰色をブルーというのを知れたのは、本当に猫通みたいで嬉しい雑学です。
ロシアンブルーとブリティッシュショートヘアーの2種には出会った事がありますが、ロシアンブルーの方が少し短い体毛だったような気がします。飼い主さんの初妊娠時に、ロシアンブルーの男の子は自分に構ってほしいために何度もトイレを失敗したと言ってました。目の前で目線を合わせながらするそうで、間違いなく確信犯ですよね。賢いとは聞いてましたが、友人の話を聞き実感しました。
ブリティッシュの方は動物病院でお会いしたのですが、本当に堂々とした落ち着きのある丸い体型で丸顔の男の子でした。「落ち着きがあります。残念な事に、寂しがりなのに抱っこが嫌いなんです。。。」「うちの子もです!」と話が弾みました。見かけたところ、ロシアンブルーより濃いめの灰色で、長め被毛だったと思います。特に、丸い顔立ちが印象的で、穏やかな性格がにじみ出ていました。
コラット種も魅力的ですね。顔立ちはロシアンブルーとブリティッシュの中間位でしょうか。
人間の洋服でもそうですが、灰色を身にまとっていると穏やかな印象を受けますね。
我が家の息子は、マントをかぶったように灰色のグラデーションが入り尻尾に向かうほど濃い色彩になります。親ばかですが、この色で良かったなといつも思います。やはり灰色の影響でしょうか、とても穏やかです。笑ってしまうことには、猫ちゃんが怖がる事の多い動物病院の診察台で、毎度眠ってしまうのです。お医者様から「全く怖がらないですね」とおっしゃっていただきます。
投稿者

40代 女性 ここみ

ロシアンブルーを、姉が大切に飼っています。保護猫ですが、すぐに姉家族になつきました。2歳の女の子(姪)がいてる家庭なのですが、ロシアンブルーちゃんは、賢くて引っ掻いたりせずに、一緒に遊んでくれます。姪が怒られると、かばったりもするそうです。おやつも、姪からしか食べないのです。姪とロシアンブルーちゃんは、仲がすごくよくていつも一緒だそうです。遊びにも付き合ってくれるそうで、積み木なんかも一緒に遊ぶというか積み木に顎を乗せたりして寝てしまうみたいです。ロシアンブルーちゃんも、すっかり、家族の一員なのです。

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