白い被毛は人間との距離が縮まった証拠
ロシアの生物学者ドミトリ・ベリャーエフの研究では、野生動物を家畜化していくと尻尾が巻いたり、個体の大きさが小さくなったり、白い模様が誕生したりという身体的な特徴が出てくるそうです。
襲われる可能性も少なく、食べ損なう事もなくなるために人間の側で暮らす方を自ら選んできた野生動物もいます。人間に好まれるためには外見を「かわいく」見せる必要があったようです。白が入ると可愛いと思うのは生物に共通なのでしょう。
白い猫
白い遺伝子は優性遺伝なので出やすい色です。一般的に白い猫は襲われやすいので警戒心が強い性格と言われています。現在は室内飼いになっているので白い猫もあまり用心はしなくなっているようです。
ただし神経質であったり、他の被毛の猫より構って欲しいタイプが多いようです。甘えん坊になる事も多く飼い主との距離感はあまり無い方が好みでしょう。珍重されている両目の色が違うオッドアイは、白い被毛の猫に多く見られます。
黒い猫
黒という自然にまぎれやすい保護色のために、黒猫は大胆な性格が多いようです。そして頭も良く穏やかで、争いごとには積極的に参加しません。ただし冒険心や好奇心が強く、家の中であっても危険な場所を作らない方が良いでしょう。
白と黒の混じった猫
より多く持つ被毛色の性格が多目に出ます。白と黒の混じった被毛の猫は柄の入り方でも大変に個性的に見えます。
白が多目のシロクロは、気が強めのワガママタイプが多いようです。黒が多目のクロシロは穏やかな性格で周りを読みながら、飼い主も猫もマイペースに暮らせます。
顔立ちに個性が出る!
有名なハチワレ型はよく知られていますよね。鼻の横に鼻くそのように黒い点を持つワンポイントのあるタイプ、黒が顔に覆い被さる割合によっても表情が全く違います。白と黒という伝統色の織りなす不思議さは、どの世界にも夢を運んでくれます。
まとめ
今日のねこちゃんより:ごましお♀ / 黒ブチ / 3kg
白黒猫の模様のヒミツ!色の割合で性格も違う?についてお伝えいたしました。モノトーンという組み合わせは近代的になったり懐かしい色になったりします。
白と黒の織りなす世界を猫に見いだすと、一生飽きる事がなくなるかもしれませんね。