「おとなしい」タイプの多い猫種4選

「おとなしい」タイプの多い猫種4選

猫の性格は個体差がありますので、この猫種なので100%大人しい性格をしているとは言えません。しかしながら「傾向として大人しい性格が多い猫種」というのはあるようなので、これから猫を飼おうかと考えていて、できたら大人しい猫種を探しているという場合には一つの参考になるかもしれません。今回はそんな比較的大人しい性格が多いと言われる猫種についてまとめてみました。

1.ラグドール

ラグドール

大人しい猫の条件というのは様々なものがありますが、例えば抱っこ好きである、子供や他の猫とも喧嘩せず暮らせる、神経質ではなくおおらかな性格、鳴き声が小さいなどが当てはまる条件として挙げられます。そんな大人しい猫の性格的特徴をいくつも持ち合わせているのがラグドールという猫種になります。

ラグドール(Ragdool)という名前はぬいぐるみや人形といったような意味があるのですが、これはラグドールがとても抱っこ好きで人間に抱かれていても暴れたりせず、とても大人しくしているからなのだそうです。

性格

ラグドールはおおらかな性格をしていて、飼い主はもちろん、見知らぬ来訪者に自分から甘えたりすることもあるようです。また、それほど神経質な性格ではないとされているので、小さな子供とも一緒に暮らすことも可能です。

鳴き声

さらに鳴き声についても「ボイスレスキャット」と呼ばれるぐらい小さいとされ、鳴く頻度も甘えたり寂しい時以外はとても少ないとされています。

このようにラグドールは穏やかな性格、抱っこ好き、声が小さい、社交性があるなど大人しく飼いやすい猫の条件をいくつも持ち合せている猫種なのです。

2.ヒマラヤン

ヒマラヤン

ヒマラヤンは過去にペルシャ猫とシャム猫の交配により誕生した猫種とされています。しかしながら現在では、猫種認定協会の多くはヒマラヤンをペルシャの毛色の1バリエーションであると考えているようです。

ちなみにヒマラヤンとして正式に認められるのは顔や足先、しっぽなどに濃い色が付いているポイントカラーと呼ばれる被毛の猫だけです。

性格

そんなヒマラヤンの性格は穏やかな気質が多いとされるペルシャの血を引いているためか、非常に温和です。運動などもあまり激しく走り回ったりすることはせず、どちらかというと飼い主さんの膝の上や自分のお気に入りの場所でくつろいでいることを好むようです。

鳴き声

鳴き声については静かなのはもちろん、とても綺麗な音で鳴くことからミュージカルのようと形容されたりもするそうです。

このようにヒマラヤンもまた、猫種としては穏やかな気質を持つ傾向が多く、大人しめの猫であると言えるでしょう。

3.シャルトリュー

シャルトリュー

シャルトリューはフランス原産の猫で弟18代フランス大統領シャルル・ド・ゴール、有名女流作家コレットなど著名人達に愛された猫でもあります。

他にも「フランスの宝」「生きたフランスの記念碑」など呼ばれ、とても現地の人々に大切にされているシャルトリューですが、他にもその表情の特徴から「微笑みの猫」と呼ばれたり、体はがっちりしているのに脚が比較的細いという見た目から「爪楊枝を刺したじゃがいも」と、形容されたりすることもあるようです。

じゃがいもというのはちょっとかわいそうな形容にも思えるかもしれませんが、これはむっくりとした体型に、細めの脚がアンバランスでそこが可愛いというフランスの人達の愛情を込めた呼称のように思えます。

性格

そんなシャルトリューの猫種としての性格は温厚、忍耐強い、従順、賢いなどの特徴を持つと言われます。シャルトリューは温厚かつ我慢強い性格なので他の猫や人間の子供などと一緒に暮らすのにも向いている猫であると言われ、しつけもしやすく飼い主の言うこともよく聞くとされています。

鳴き声

また、声も非常に小さいのでご近所に対する鳴き声の問題もあまり気にしなくてすむでしょう。

ただシャルトリューは遊んでもらうのが好きという一面もあるため、大人しくても飼い主と過ごす時には部屋を元気に走り回ったりすることはあるかもしれません。

4.バーマン

バーマン

バーマンは現在のミャンマー(旧ビルマ)に元々住んでいた猫を祖先としており、その猫がフランスに渡りそこで品種改良されたことで誕生した猫です。バーマンはミャンマーの聖猫と呼ばれ、地元の寺院などでは古くから聖なる猫として大切にされてきました。

伝説ではいつも共に過ごしていた高僧が死去した際に、その瞳は澄んだ青に変わり、被毛は金色に輝き、その脚の先だけが元々の色を残して白いままになったと伝えられています。

実際にバーマンの毛の色に関してはポイントカラーですが、前脚と後脚の先だけがソックスを穿いているように白いという特徴があり、これは前脚がグローブ、後ろ脚がレースと呼ばれたりします。日本風の言い方をするなら「靴下猫」という風に形容できるかもしれません。

性格

そんなバーマンの猫種としての性格傾向については、非常に愛情深く穏やかな気質を持っているとされ、子供や他の動物とも一緒に過ごすことが向いている猫種であると言われています。

鳴き声

また、鳴き声についても小さいとされます。

他にもバーマンは非常に飼い主さんが大好きなため、家で人間が家事をしていたり、仕事をしていたりすると自分もお手伝いするようなそぶりを見せるそうです。

このようなことからバーマンは非常に大人しく、人間の家族や他のペットとも平和的に暮らせる性格であると言えそうですが、反面愛情を注がれることを好む猫種であるため、家を空けることが多くあまり構ってあげられない人には向かない猫かもしれません。

まとめ

あお

いかがでしたか?大人しい性格をしているとされる猫種は探してみると割と多いようですね。しかしながら猫種としては大人しい傾向にあるといっても、猫それぞれの個性というものもありますので、大人しいとされている猫種でも実際にそのような性格かどうかは飼ってみないと分からない、という風に考えておいた方がいいかもしれません。

スポンサーリンク