猫はパパイヤを食べても大丈夫?食べると危険な理由を解説

【獣医師監修】猫はパパイヤを食べても大丈夫?食べると危険な理由を解説

南国フルーツで知られているパパイヤは、猫が食べても大丈夫なのでしょうか。実はパパイヤに含まれる成分でアレルギーが起きてしまう可能性があります。パパイヤが猫に危険な理由や、食べてしまったときの対処法などを調べました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫にパパイヤは与えないほうがいい

緑色のパパイヤと熟したパパイヤ

猫がパパイヤを食べると危険な理由

パパイヤには「パパイン」という酵素が含まれています。このパパインが原因で猫がアレルギーを起こしてしまう可能性があるため、猫が食べてはいけない果物となっています。

パパイヤによるアレルギーを起こすと、口の中や唇に炎症があらわれ、重度になると呼吸困難になってしまいます。

南国フルーツで知られているパパイヤですが、完熟する前の緑色の状態では、スライスし、水にさらしてあく抜きをすることで野菜のように生でサラダとして食べることができます。そして、完熟前の緑色のパパイヤにはパパインが多く含まれています。

緑色のパパイヤをカットすると、白い果汁が出てきますが、この果汁の中にパパインが多く含まれているのです。なので、完熟前の緑色のパパイヤを猫が口にしないように注意しましょう。

完熟したパパイヤにはほとんどパパインは含まれません。また、パパインは酵素であるため加熱すると変性しアレルギーを起こしにくくなりますが、猫にパパイヤを与えないようにすることが安全と言えます。

猫にパパイヤを与えたい場合は猫用に作られた商品を

パパイヤはビタミンやミネラルなど栄養が豊富です。パパイヤの栄養を猫のために利用したいと考える場合は、パパイヤ入りのキャットフードをおすすめします。

すべてのキャットフードに言えることですが、与えた後は猫の体質に合うかどうか、体調や皮膚の様子などを観察しましょう。

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シシア (Schesir) キャット マルチパック ツナ&パパイヤ 50g×6缶
1,069円(税込)

厳選された原材料とこだわりの製法で作られたキャットフードです。パパイヤに含まれるビタミンやミネラルを摂ることができます。こちらは総合栄養食と併用して与える一般食です。

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2,020円(税込)

イタリアで誕生したキャットフードです。パパイヤやアプリコットなどのオレンジ色の果物の抗酸化物質が、室内で暮らす猫の若々しさやストレスに働きかけます。こちらのドライフードと水だけで健康に生活できます。

猫がパパイヤを食べてしまったときの対処法

診察を受ける猫

猫がパパイヤをどれだけ食べたのか確認

猫がパパイヤを食べてしまったとわかったら、食べた量や食べてからどれくらい時間が経過しているのか確認しましょう。また、パパイヤ以外にも口にしていないか確認しましょう。

動物病院へ相談をする

猫がパパイヤを食べたとわかった時点で、猫の体調が悪いようであればすぐに動物病院を受診する必要があります。異変が起きていなくても、動物病院へ相談をしましょう。食べた量や経過した時間などを伝えましょう。

パパイヤ以外で猫が食べると危険な果物

猫と果物

ぶどう・マスカット

生のぶどうだけではなく干しぶどうも猫に与えると危険となる可能性があります。嘔吐、急性腎不全、肝機能障害が起きたケースが犬であり、猫にも食べさせるのは危険とされています。なぜ、ぶどうを食べると体調を崩すのかははっきりとした原因はわかってしません。

みかん

みかんやオレンジ、グレープフルーツの皮に含まれる成分によって、皮膚や口に中がかぶれてしまうことがあります。みかんのニオイが嫌いな猫もいるため、食べないこともありますが、与える場合は薄皮を取り除き猫の一口分程度にしましょう。

マンゴー

マンゴーはウルシ科の果物です。ウルシ科の植物によるアレルギーはヒトも猫も起こります。マンゴーによってアレルギーが起きると、かゆみや皮膚炎などの症状があらわれます。マンゴーを使ったキャットフードやおやつなどの商品があるので与える場合はそちらを利用した方が安全でしょう。

パイナップル

パイナップルに含まれる酵素によって、口の中がひりひりした経験がある方もいると思いますが、猫でも起こる可能性があります。猫が口を気にしているしぐさを見せるようであれば、それ以降は与えないようにしましょう。

まとめ

カット前のパパイヤとカットしたパパイヤ

猫には与えると危険な果物がありますが、パパイヤもその一つと言えます。パパイヤに含まれる酵素「パパイン」が原因のアレルギーが起こる可能性があるからです。

特に完熟していない緑色のパパイヤには多くパパインが含まれています。生でサラダで食べることもできるので、猫が口にしないように注意しましょう。

もしも猫がパパイヤを食べてしまったら、どれくらいの量をいつ食べたのか、今の猫の状態などを動物病院に伝えて相談をしてください。

パパイヤ以外にも、ぶどう、みかん、パイナップルなど猫が食べると危険な果物があります。猫が口にしないように食べ物の管理はしっかり行いたいですね。

ただし、果物の中には、キャットフードの原材料となっているものあるので、果物を与えたい場合はそういった商品の利用を検討してみてください。

その他、猫が食べていいもの・悪いもの

今回紹介した食材以外にも、人間には安全でも、与え方や量によっては猫にとって有害な食べ物が数多くあります。場合によっては命に関わるような食材もあるため、飼い主さんは正しい知識を身につけておくことが必要です。万が一のことが起こってしまわないよう、「猫が食べていいもの・悪いもの」を事前にチェックしておきましょう。

猫が食べてはいけないもの一覧

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