刺激がない生活はダメ?猫に刺激的な体験をさせる方法5つ

刺激がない生活はダメ?猫に刺激的な体験をさせる方法5つ

静かで変化のない環境を好む猫とは言え、全く刺激がないのも、あまり良くありません。退屈したりストレスを溜めてしまったり、子猫ではちょっとした刺激が将来的にストレスになってしまうことも。猫に刺激を与えるには、どんな方法があるのでしょうか?

猫に適度な刺激を与える方法

刺激

猫に負担とならない程度の良い刺激を与えるには、こんな方法があります。

1.遊ぶ

遊ぶ

おもちゃで猫と遊ぶと、良い刺激を与えることができます。張り切っておもちゃに飛びつく猫の姿は、とても可愛らしいです。ぜひ気分転換に、遊んであげてください。

飼い主さんが相手できないときは、電動式おもちゃや転がすとフードが出てくるおもちゃなどを用意して、遊んで貰いましょう。十分に遊んで満足すれば猫は心地よい眠りに入り、ぐっすりと寝てくれるでしょうし、運動不足解消にももってこいです。

猫と一緒に遊ぶとそれだけ絆が深まりますし、良いことばかりです。できれば毎日、5~10程度でも良いので遊んであげてください。

2.新しいおもちゃの導入

おもちゃ

いつも同じおもちゃだと、猫も飽きてきてしまいます。タイプの違うおもちゃを複数点購入し、その内の何点かを与えておきましょう。遊ばなくなってきたら、他のおもちゃを与えて、それまでのおもちゃは、猫の見えないところにしまっておきます。

そしてまた今遊んでいるおもちゃに飽きた頃、しまっておいたおもちゃを出すのです。その繰り返しで、同じおもちゃでも長く遊べるでしょう。

久しぶりに見たおもちゃは、猫の目には新しいおもちゃとして映ります。ですから、前に遊んだことがあってもまた、興味を持って遊んでくれることでしょう。

おもちゃは様々な種類のものが市販されていますので、猫の好みを探る為にも、色々与えてみてください。わざわざ購入しなくても、アルミホイルを丸めただけのボールや、ひもに結び目を作っただけのおもちゃでも、十分に興味を示してくれるでしょう。

自作のおもちゃを使用する時は、誤飲には注意しながら、遊んであげましょう。

3.マタタビ

マタタビ

刺激に飢えている猫には、マタタビも有効です。ただ、子猫や猫によっては反応しないこともあります。酔っ払った猫が思わぬ事故に遭う可能性がありますので、マタタビを与える時は必ず、飼い主さんが側にいて様子を見守ってあげましょう。

マタタビには、枝、タネ、粉末などいくつか種類があります。西洋マタタビと呼ばれるキャットニップも。おもちゃにマタタビが入っているものもありますので、猫の好みに合わせてあげてください。

注意したいのが、マタタビを頻繁に使うこととその量です。マタタビは猫の体に害はないものの、あまりに使う頻度が高いと、やはり良くありません。多くても1週間に2回、量は商品パッケージに記載してある分量を参考にしてください。初めて使うときは、ごく少量から始めましょう。

4.新しい猫

箱に入った猫

きなこ.こむぎ.めい / ♀ / 三毛猫、サビ猫、キジトラ / 0kg

相性が良い新しい猫を迎えるのも、良い刺激となります。ただ、相性が悪いと最悪の結果となるので、少々リスキーと言えばリスキーです。

子猫同士は比較的、仲良くなりやすいです。また、子猫と成猫も、大丈夫でしょう。ただ子猫と老猫は、老猫のストレスになりやすいのでオススメできません。また、成猫のオス同士の組み合わせは、縄張り意識による喧嘩が起こりやすいですので、避けた方が無難です。

年齢が低ければ低いほど順応力が高いので、もし多頭飼いをするなら、猫が若いうちがオススメ。新入り猫を迎えたらそちらばかりを可愛がるのではなく、何をするにも先住猫を優先して、扱ってあげてください。

猫は繊細な生き物なので、新入り猫ばかりを可愛がると先住猫のストレスになり、病気になってしまうこともあります。新入り猫が来たら、今まで以上に先住猫を可愛がってあげることが大事です。もちろん、新入り猫も、可愛がってあげてくださいね。

外をチラ見せ

ミア

ミア / ♀ / 1歳 / ベンガル / 3kg

危険のない範囲で外の空気を吸わせてあげるのも、良い刺激となります。猫が逃げないようにしつつ、ベランダなどに行かせてあげましょう。

ただ、ベランダに鳩のフンがある場合は、必ずきれいに掃除してから、猫を出すようにします。鳩のフンから、クリプトコッカスという菌に感染する可能性があるからです。飼い主さんにも感染する場合がありますので、十分注意してください。

刺激が逆効果となる場合も…

怖がる猫

子猫の頃からほとんど刺激のない環境で育つと、良かれと思って与えた刺激がストレスとなり、逆効果になってしまう場合も。猫が育った環境を考慮してあげましょう。

もし子猫を迎えたなら、将来のために様々な音や匂い、人など、刺激に慣れさせてあげると良いでしょう。というのも、猫は外出する機会が少ないものの、それでも動物病院へ行ったり引っ越したりなど、多くの変化にさらされることがあるからです。

そんな時、全く刺激に慣れていないのでは、猫にとって多大なストレスとなってしまいます。子猫のうちに慣れさせておけば、耐性が出来上がりますので、猫も楽に過ごせるようになるでしょう。

まとめ

空(くう)

空(くう) / ♀ / 雑種(ミックス) / 3.8kg

筆者宅にはやんちゃなオス猫がいるので、刺激がないとどうしてもストレスが溜まるようです。なので、ほぼ毎日、おもちゃで遊ぶようにしています。猫に合わせて、適度な刺激となるよう考慮してあげてください。

普段はおとなしいメス猫たちも、やはり「外が見たい」と言うことがあります。ベランダを解放するといそいそと、そちらへ向かうこともありますので、大人しくてもある程度、刺激が必要な場合があります。猫の好みを、把握してあげると良いでしょう。

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