ハクビシンと猫は仲間!?襲う事もあるって本当?

ハクビシンと猫は仲間!?襲う事もあるって本当?

近年では東京都でも、その姿を目撃されるハクビシン。一見、タヌキのような愛嬌のある顔立ちや体の大きさからハクビシンは犬科を連想させますが…、実はハクビシンと猫は仲間と言われているんですね。今回は、そんなハクビシンと猫は仲間?ハクビシンの生態や猫との関係についてご紹介します。是非ご参考にしてみてくださいね。

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ハクビシンは猫の仲間

寄り添う2匹のハクビシン

一見、タヌキのような外見をしているハクビシンは、「本当に猫の仲間?」と疑問に思われる飼い主さんも多いのではないでしょうか。ここで、ハクビシンが猫の仲間と言われる特徴や、気になるハクビシンの生態について見ていきましょう!

猫の仲間と言われるハクビシンの特徴

ハクビシンの主な特徴と言われるのが、額から鼻にかけてある一本の白い線と一見、タヌキのような愛嬌のある顔立ちや体の大きさに長い尻尾ですね。これが中国で白鼻狗と呼ばれる名前の由来にもなっています。

しかし、名前に「狗」が入っているハクビシンは、タヌキのような外見も相まって「イヌ科」を連想させますが、実はハクビシンは猫の仲間である食肉目ジャコウ「ネコ科」ハクビシン属に分類されます。

このため、木登りはもちろん、屋根の上を渡ったり電線の上を歩いていたり、ハクビシンは猫のように身軽で優れた身体能力を持っているんですね。

猫の仲間のハクビシンの生態

主に低地に生息するハクビシンですが、雑食性で適応能力が高いためスマトラ島の標高2400m以上の場所や、インドでは標高2700m以上の場所でもハクビシンの生息が報告されています。

ハクビシンは木の中にできた樹洞や動物が使い古した巣穴などを住処にしますが、街中の場合は主に「民家の床下や屋根裏」などに棲みつくことが多いと言われており、日本では四国や関東を中心に東京区内や北海道でも、局所的にハクビシンの生息が目撃されています。

ハクビシンの大きさは猫に似ている

ハクビシンの体重は2kg~3kgの個体が多く、大きさは大型の個体でも「80cm」と言われており、オスのハクビシンの方がメスよりも大きいのが特徴的です。また、ハクビシンは猫と比べるとやや大きいのですが、遠くから見るとハクビシンの大きさは猫にも似ているため一見、猫と間違えてしまうこともあるようです。

ハクビシンは猫と違って雑食性

ハクビシンは人に似た5本指を持っており、猫と違って肉球には毛が生えていないためハクビシンの手は様々な物を掴むのに役立ち、木登りも得意とされます。

また、完全な肉食動物である猫と違ってハクビシンは何でも食べる雑食性なのですが、大好物は「桃、柿、ブドウ」などの甘い果実と言われており、果樹園の果物や野菜などを食べてしまうため、害獣に指定されています。

また、一般家庭でも家の敷地に果実の木がある場合、その果実を食べに来てしまう被害が多いようです。

猫とは違うハクビシンの鳴き声

猫の鳴き声は「にゃー」ですが、猫の仲間のハクビシンは「キッキッキッ」という猿にも似たような鳴き声で鳴きます。また、ハクビシンが天敵に対して威嚇するときは「カーーッ!」という声を発します。

ハクビシンは猫を襲う?

自然の中のハクビシン

ハクビシンは猫の仲間とされますが「猫を襲うこともあるのでしょうか?」ここで、ハクビシンは猫を襲うのかどうかも併せて見ていきましょう。

ハクビシンは子猫を襲うこともある

ハクビシンは雑食性で特に果実を好物としますが、もちろん小動物などを捕食する場合もあります。しかし、基本的にハクビシンは猫と比べるとやや大きい程度の体であるため、大人の猫サイズを積極的に襲うことはなく、子猫程度の大きさ(小動物サイズ)なら襲うことがあると言われています。

ハクビシンは臆病な性格

ハクビシンは雑食性で何でも食べてしまうほか、住宅を荒らすなどの被害を出して害獣に指定されているため「凶暴な動物」なのでは?と思われがちですが、実は、ハクビシンは人を見たら逃げ出してしまうほど臆病な性格をしている生き物です。

特に、人が攻撃しない限り人を襲うことがないと言われるほか、ハクビシンにとっての「天敵」が人間であるため、人の姿を見るだけで逃げ出してしまうんですね。この他、ペットや他の動物に対しても、ハクビシンは同じ反応を見せる個体が多いと言われています。

ハクビシンから猫に感染る病気について

ナースの格好をした猫

猫の仲間と言われるハクビシン、野生の動物であるため何らかの病気を持っているのでは?と心配になる飼い主さんも少なくありません。ここで、ハクビシンから猫に感染る病気についても見ていきましょう。

ハクビシンからうつる伝染病やダニ

野生のハクビシンが猫の餌を食べに来るということもあると言われており、これによって何らかの伝染病に感染してしまう恐れがあります。野生で生活しているハクビシンは体にダニを保有していることが多く、こうした経路で猫にダニが感染することもあり「ダニ」からのウイルス感染も予想されています。

このため、できるだけハクビシンと飼い猫の接触は控えた方が良いとされています。

まとめ

木の上で眠るハクビシン

いかがでしたか?ハクビシンはネコ科で猫の仲間であるため優れた身体能力をもっているほか、人と暮らす猫と違いハクビシンは野生で暮らしていたため、人間に対して非常に臆病な生き物であることや体にダニや伝染病を保有している場合もあります。

このため、ハクビシンが使用した食器や寝床は、しっかりと洗浄や殺菌を行うことが大切です。また、ハクビシンなどの野生動物の捕獲は法律により禁止されているため、ハクビシンを見かけても被害がない限りには捕獲することはできません。

もしも、生活に支障がでてしまうほどのハクビシンの被害に悩んでいるときは、地域の市役所で相談するのが良いでしょう。ですが、ハクビシンを駆除するよりも「侵入防止対策」が有効とされているので、飼い猫たちと同じ「ネコ科」として…できる限り平和的に解決してあげたいものですね。